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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
マイキングはマイクを録るものにセッティングすることです
キレイに録るためには多少音の知識と経験が必要です
マイキングが上手くできると妙な達成感がありますw
マイキングの種類
まず、マイクの立て方には、、、
オンマイク、オフマイク、アンビエンスマイク
この3種類の立て方が代表的です
オンマイクは主に直接の音(アタック)も含め、音が鳴っている場所に近づけて録る方法
キックのビーターのアタックだったり、ギターアンプ、ベースアンプなんかを録るときの立て方です
オフマイクは、楽器全体の鳴りをマイクを少し離し気味にして録る方法
アコギ全体の鳴り、トップシンバルの余韻、キックの皮鳴りを録るとき。
アンビエンスマイクは楽器の音よりは、部屋だったり、その場の環境音を録る方法
ドラム全体の部屋鳴り、アコギ全体の部屋鳴り、ようは残響(リバーブ)を録る立て方
部屋がデッド(全く音が響かない)すぎたり、ある程度場所の広さがないとただのオフマイクになります。このマイクは無理して立てる必要はありません
ソフト音源のギターアンプシミュレーターとかドラムでも出てきます。何のためにそのマイキングがチョイスされているのか理解すると音作りが楽しくなります
そもそもなぜこんな風なマイキングがあるのか?
よりリアルな音を作るためです
オンマイクの音はやや低音が膨らみ(近接効果)、空気感は少なく、実物の音とかけ離れて録れます。イメージとしてはギターならキャビに耳べた付けで聞いているイメージw拷問かw
なので、オフマイクやアンビの空気感が含まれている音を混ぜてやって自然な生感みたいなものを作ります
打ち込み音源ではアンビって中々作るのが難しいです
なんか馴染みにくいというか、嘘くさいというかw
求める音像によるけどね
どうしてもその場のアンビエンスが欲しい場合、チャンネルが余っているなら、マイクを天井に向けてとりあえず録音しておくといざという時使えるかもなので、使えそうなら使うくらいでやってみて下さい
ある程度は完成形をイメージすることがマイキングのコツ
ただ、何本もマイクを使って録るとかぶりと位相の問題が出てきます
かぶりと位相
特にドラム録る時にこの問題がついて回ります
マルチチャンネルでいっぺんに8Ch~16Chぐらい録るからです
マイクの本数が多ければいいのかと言えばそうでもないですが
むしろマイク少ない方が音は弄りやすい
だけどこれは演奏者が上手い、マイキングがきちんとできるという条件付きですw
まずかぶりですが、例えばドラムを録る時にスネアだけを鳴らすことは稀です(人によってかぶりを嫌ってなのかマジで全部一つ一つ録ってる人もいます。とてもやりたくないwたまにやるけどw)
スネアのすぐそばにはだいたいハイハットがあります。これがスネアを録ってるはずのマイクに入ってきます。これがかぶりです。
これの何が問題なのかというと、独立して音をコントロールするのが困難になるのです
MIXの時にスネアが小さいからボリュームを上げよう。もれなくハイハットの音量も上がります。さらにトップの音にもハイハットはかぶります。ハイハットがうるさすぎる事になります
キックが弱いな、上げよう、もれなくスナッピーのジャラジャラ音まで上がってきます
意図しない音が余計な事をしてきます
なのでマイキング時でできるだけかぶりを入れない様にすることが必須です。
逆にかぶりを利用することも手です。トップマイクはシンバルを中心として録るマイクですが、全ての音がかぶります。さらに位相も少しずれています。この位相のズレをスネアやキックに合わすと音がピシッとした印象になります。
位相がずれている音は芯が無くなった様に聞こえたり、定位がどこで鳴ってるか定まらなかったりします。薄ーくフェイザーかかったような
スネアのトップとボトムが一番わかりやすいですが、位相反転しないで聞くと低域が抜けたような音になります
これは音が打ち消しあっているためです。
音のエネルギーの流れ方が違うので、マイクに向かってくる音と、マイクから離れていく音を録っている事になるの音の波が+とーになり打ち消しあいます。
ひどい場合、変な所でピーク出たりするのでとても扱いにくいです
だけども位相のズレは悪い事ばかりではなくてステレオ感を生み出します
この微妙なズレのおかげで出る現象です。ただ変にズラしたりするとただのズレた音になりますw
この位相がずれている音を知らないとマイキングで苦労もするし、MIXでも投げ出したくなりますw
ある程度修正可能ですが、RECもするならREC時に位相のコントロールをしてやると無駄なことしなくてMIXに集中できるのでおススメです
まーこれが難しいんだけどねw
部屋がちゃんとしていると余計な響きが入ってこないので、まだやりやすかったりしますが、狭すぎたり、調整がされていない部屋だとハードモードですw
これはある程度経験が必要です
こういうこと考えながらマイキングしていくので難しいですが、やってみると案外楽しいですw
最初に書いた妙な達成感は人にあまり理解されにくいので心の中でよしっ!と思いましょうw
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