超便利!CUBASEピッチ補正ツール Vari Audio!【レビュー】

【本ページはプロモーションが含まれています】

 

こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

標準でここまでのものがあるのはすごいですね

ピッチ補正ツールは色々ありますが、比較的使いやすくて優秀だと思います

実際僕も割とフツーに使っています

2019年現在、CUBASE10になっており、Vari Audio3にバージョンアップしています

追記、2021年現在、11になりました

 

このツールの良い所、悪い所を書いていきます

Vari Audio良い所その1、ややこしい操作がほとんどない

これはかなりいいです

補正したいトラックを選んで、Vari Audioを選択するだけでそのトラックを補正できる状態にしてくれます

あとはずれているピッチを合わせるだけ

たぶん、パッと見でも全然わかると思います

しかもこの状態にすれば、リズム補正も同時に行えます

作業をしていて、あからさまにリズムがずれているなと思ったらソッコーで直せる

音程のバーを上に横に動かすだけ

これだけで補正作業が完了できる

セグメント切ったり、細かい部分は慣れもありますが、非常に使いやすいですね

Vari Audio良い所その2、割と何でもこなせる

よくピッチ補正ツールのヤツで、

「Auto tuneはケロケロボイス向き、melodyneはナチュラル補正向き」

こんなのがよくあると思います(間違いではないんだけどねw)

どんなソフトも使い方次第で音の質は変わります

Vari Audioは、どちらかと言えばナチュラルなかかり方をします

半音ぐらいの補正なら、ほとんど違和感ないですね

 

エフェクト的な使い方も割とこなせます

「カーブを平坦化」を100%にするとそれはそれはケロケロしますw

このケロり方が曲に合うかどうかはやってみないとですが、けっこうかかり方は極端な感じです

 

CUBASE10になってフォルマントも弄れるようになりました

フォルマントはざっくり言うと、

「フォルマントシフト」

「フォルマントは、人間の声に発生する高調波周波数です。これは音色を決定し、声がどのように (たとえば、喉よりも横隔膜を使用して) 発声されたかの聞こえ方を変質させます。フォルマントシフトはセグメントのピッチやタイミングには影響しません。」

だそうですw

わかりにくいですねw

感覚的に言えば、男声か女声に近づけるイメージ

発声する時に、男声にするのか女声にするのかで変えていきます

僕は微調整でしか使わないのですが、こんな時に使います

「少し高めに声張って欲しかった…でもピッチ上げるだけだと何も変わらない…」

こんな時ですね

高めに掛けると少しうわずった感じの声質になるので、あと少しなのにって時に使ってます

逆もまたしかりです

かけ過ぎると違和感満載になりますので注意w

まぁどんなピッチ補正ツールでもそうですけどね

Vari Audio良い所その3、音質変化も割と無い

ここが割とポイントかもしれない

どんなソフトであれ、多少はソフトの音のクセが付きます

Vari Audioは、簡易的に補正するならほとんど他のソフトと大差無いぐらいまで精度が上がった印象です

僕割とCUBASE歴が長くなったので、前のバージョンのVari Audioも知っていますが、少しかかり方が変わったような気がします

微妙にですがw

前のバージョンだと、作業している本人ならいくら自然とは言え、半音ズレ直しでも少し気になる程度な精度だったんですが、今のバージョンだとほとんどわからなくなりました

少しだけでしょうが、この少しがとても重要

標準でここまでの精度あれば全く文句ないですね

Vari Audio悪い所その1、フルバージョンにしかなかった

次にディスる項目です(ごめんなさい)

 

Vari Audioはフルバージョンにしか付いていません

エレメントなどの廉価版にはありません

これを使いたい場合は、フルバージョンを買わなくてはいけません

CUBASE PROですね

廉価版で付けられない理由は、まあ色々あるんでしょうw

僕的にはフルバージョン買えば、基本的にはできないことがないので、フルバージョンさっさと買った方が良いと思いますけどね

使わないものも多数出てきますがw

自分の用途に相談ですw

 

追記、2021年、CUBASE11にアップデートがあり、廉価版のアーティストにはVari Audioが付きました

Vari Audio悪い所その2、器用貧乏

割と何でもこなせるんですが、個性的には使いにくい

どういう事かと言えば、Auto tuneみたいにケロケロエグすぎだろ…って補正は出来ません

melodyneみたいなナチュラル補正の精度があるかと言われればそこまででもない

悪い言い方をすれば中途半端な所です

良い言い方をすればこの2つのソフトの間って感じ

ピッチ補正ツールはピッチ補正ツールとして単体であるわけで、それに特化して作られているので当然っちゃ当然ですね

でも標準でここまでできるのは中々やるなと思います(誰目線だw)

Vari Audio悪い所その3、ガッツリ補正には厳しい

ここは精度がモロに出る所です

あくまでも簡易的に使うのであれば、差はほとんどありません

ただ、補正がほとんどいらない程そんな上手い演奏、歌唱を出来るのは…うん…

 

そういうことですw

ピッチをガッツリいじった際に、元の音が壊れずに補正できるのはやはりAuto tuneやmelodyneに軍配が上がります

まぁあまりにもヘタ行き過ぎるとこれらでも太刀打ちできない場合ありますけどねw

補正できるけども、ある程度は違和感出る

最初から上手く歌えばいいだけの話

上手い歌をさらにブラッシュアップさせるのがホントの意味でのピッチ補正ツールです

おわりに

良い所もアリ、悪い所もあるのはどんなものでも一緒ですね

1つ大事なことを言うと、Vari Audioが欲しくてフルバージョンにするのはあまりおすすめしません

それなら他のAuto tuneやらmelodyne買った方が良いです

あくまでも用途に合わせて使い分けるのが無駄使いしないコツw

僕はレコーディングやミックスがメインなので、トラック数に制限があったり、マルチ書き出しが出来ないと時間食われて困るので、フルバージョンを使っているだけです

CUBASEの使い方を極めたいならとっととフルバージョンにしましょうw

 

Twitterのフォローもお願いします!

にっしー@REC.MIXエンジニア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です