【レビュー】音場の広さと低域がウリ!SHURE SRH1540【ヘッドホン】

【本ページはプロモーションが含まれています】

 

こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

個人的にこのヘッドホン、メッチャ気に入ってます

僕は主にミックス用途ですが、リスニングでも気持ちよく聞けます

 

僕はどうしてもヘッドホンは密閉型で作業をしたい派で、なおかつ音が近すぎないものを探していてこれに行きつきました

僕個人的な願いを叶えてくれたヘッドホンですw

開放型に目を向けるともっと色々いいヤツあるんですが、密閉型にこだわっている人はかなりおすすめできるヘッドホンです

ではレビューしていきます

密閉型とは思えない音場の広さ

まず驚いたのはこれです

密閉型の性質上、音が近くて聞き疲れるものが多いんですが、このヘッドホン、音の空間がきちんとあります

開放型までとはいかないですが、かなり広い

程よく距離感があって、聞き疲れしにくいです

開放型と密閉型の間?って聞こえかたです

 

変に分離してるわけでもなく、まとまり感もあります

ミックスで使うには多少慣れがいるかもです

ある程度ミックス慣れている人ならすんなり対応はできると思います

全体の解像度も良く、特に低音は見える

SHUREの密閉型のフラグシップモデルなので、解像度は抜群にいいです

高域がなまっている感じが最初するのですが、エージングして鳴らしこんでいくとすっと抜けてくる音になりました

全帯域すごいフラットに聞こえます

僕の印象は、ただ鳴っている音を余すことなく鳴らしてくれるなと思います

 

特に低音はすごい見えます

ものすごい低い所まで鳴るので、低音が強調されている印象も受けるんですが、単純に解像度が高めに出ているだけなので、そう聞こえるだけな感じです

30hzあたりがしっかり認識出るんです

低音って波が大きいので、ピークのてっぺんが聞こえる前に流れていってしまうというか、出てるかがわかりにくかったりします

それを捉えて聞こえてくるイメージ

 

余談ですが、このヘッドホンで邦楽から洋楽を聞くと、低音の質が全く違って聞こえます

邦楽がスカスカに聞こえる

別にこれは好みなのでどっちがいい、悪いもないのですが、洋楽の方が聞いていて気持ちいいですね

僕別に洋楽しか認めないみたいな人間ではないですが、ここまでハッキリ差がわかると少し納得してしまいました

ミックスにおいては低音の扱い方で差が出ると言われますが、まさにその通りだなと思います

ただ扱い方はクッソ難しいw

ヘッドホンアンプで音が変わる

ここはこだわりの範疇ですが書こうと思いますw

僕はインターフェースにプリズムサウンドのタイタンを使っているのですが、そのヘッドホン端子から直接繋いで音を聞いています

プリズムサウンドも相まって、今のところ文句ない音質になっています

 

あとiPhoneからの出力でヘッドホン繋いで聞いてみましたが、これはわざとらしく低音が強調されますw

音場の印象はそこまで変わらないのですが、少しセンターが濁る印象がありました

しっかり鳴らしたいのであれば、ヘッドホンアンプを使うとキレイになると思います

こだわるのであればですけどねw

普通に聞く分には全然問題ない音質で鳴るヘッドホンです

インターフェース経由よりも解像度がピシッとするので、出来るかぎりはヘッドホンアンプ導入おすすめです

付け心地も良い

ここらへんの説明は他の人のレビュー見てほしいんですが(他力本願w)パッドの素材がアルカンターラです

ふんわりしていて付けてる感がそこまで気にならなくなって、非常に耳にフィットします

バンドもアルミなので、耐久性は良さそうです

ヘッドホン自体も全然重くは感じません

注意なのがメガネとか、ピアスがあると邪魔です(僕はそのためにピアス外しましたw)

なんかしっくりこない感じになります

付けていると結構耳痛くなりますね

なので、外して聞いたほうが長時間使えると思います

スペアのパッドとケーブルも1セット付いているのでコスパもまあまあ良い

これは非常にありがたいです

ケーブルはMMCXという規格なので、ここの汎用性は微妙なところですねw

ここのケーブルを変えて音の変化を楽しむのもいいかもですね(僕はこの純正ケーブルで慣れたのでしばらくはやりませんがw)

このパッドとかケーブル普通に買うとまあまあなお値段しますw

まぁ、使い続けたくなるような音質と付け心地なので、スペアもダメになったら僕は買っちゃいそうですがw

あ、今更ですが、アンプとかにさす側の変換プラグもきちんと付いているのでご安心をw

総合的には10点中9点

あくまで僕個人的なものですがw

そもそも僕、これを知ったのが今から約2年前くらいに、インタービーという映像と音響の祭典みたいなイベントがあるのですが、そこにお邪魔した時に初めて聞いて衝撃だったんですw

SHUREのブースでこのヘッドホンをたまたま聞いていて出会いました

ただのヤマハのやっすいミキサーに繋げてあっただけなのに、音の良さに惚れてしまっていましたw

そこからずっとほしいと思っていて、2年というかなりの年月が経ってしまって、ようやく手に入れたという経緯ですw(ただ予算が回せなかっただけw)

 

何が足りないかと言えば、持ち運びがしずらいところくらいですかね

結構ゴツイケースも付いているのですが、外には持っていけないかなってサイズですw

音質的には今のところ文句はないです

もう少しエージングすればもうちょい変わりそうです(この記事書いてる時点で約50時間くらいです)

これからDTMやミックス用にヘッドホン買う人は某ソ〇ーのヤツ使う必要はない

今の時代に全くあっていません

これ断言してもいいです

レコーディングでは僕もこのヘッドホン使いますが、ミックスなどでは使わない方が良いです

ノイズ処理で使っていましたが、もうその使い方もしなくなりました

ぶっちゃけこのヘッドホン、SRH1540に勝っている要素はもはやないでしょう

ただ長年使われている、定番、部品が多いのでいいヘッドホンなのか?と思いますが、この情報は鵜呑みにしなくて大丈夫です

わざわざこれ選ぶ必要はないです

 

それに今はこれの後継機が出ています

気になるようなら各自調べて下さいw

お値段

僕は定価で買いましたが、約60000円です(今は少し値上がりしたっぽいです…)

ヘッドホンもピンキリなので、このくらいの値段ならどんなものでも少なくとも音は悪くありませんw

これ以上はホントに好みです

安いところだと、新品40000円くらいで買える時もあるのでそれを狙うのも手ですw

個人的には中古はおすすめしません

音響機器全般なんですが、もし中古を買う時は、きちんと楽器を取り扱っている所で買いましょう

おわりに

僕は非常にSRH1540おすすめできます

ミックスに使うのであれば、低音の処理のしやすさに感動すると思います

DTM環境とかだと、スピーカーの位置とか、部屋の環境でどうしても低音って処理が難しくなります

スピーカーのサイズによっては下手したら、70hz以下出ないなんてものもあるので

音場補正のプラグイン使っても、その帯域出てないなら補正できないです

だったらヘッドホンで直接聞いてその音に慣れた方が作業がはかどります

 

密閉型にこだわっている人はぜひ使ってみて下さい!

 
Twitterのフォローもお願いします!
 

2 件のコメント

  • はじめまして、いつも参考にさせて頂いてる者です。オーディオインターフェイスもここの記事に後押しされprismsoundのLylaを買いました。SH1540のレビューもしてくれて大変参考になります。僕もミックスはヘッドフォンメイン(いずれはミックスにはオープン型に移行したい)で行っています。僕は音作り用にSH1540とbeyerdynamic DT1770PROで迷っています。もし可能であればにっしーさんのDT1770PROレビューも参考にしたいです。(^^;
    欲を言えばSHURE SH1840とbeyerdynamic DT1990PROとSENNHEISER HD650の比較レビューとかも勝手に期待しています。(^^;;
    図々しくてすみません。でもこれからもブログ更新無理せず頑張って下さい。楽しみにしています。

    • コメントありがとうございます!
      お役に立てているのであれば嬉しい限りです!

      色々レビューしてみたいのは山々ですが、そこまで予算を持ち合わせていないのが現状ですw

      所有はしておりませんが、開放型のヘッドホンであればfocalのClear Professionalが個人的に好みです

      これからも色々記事を書くつもりなのでよろしくお願いします!

  • 沖縄は高級機の視聴環境ない人 へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です