【本ページはプロモーションが含まれています】
こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
ライブをするにあたって、中音は非常に重要です
まず、中音がしっかりしていないと、外音(お客さんが聞く音)は何やっても良くなりません
PAさんも限界というモノがございます
一応ライブは問題なくできているし、特に何も言われないから大丈夫だろうと思わず、今一度確認をしましょう
では、書いていきます
中音の音量はドラム(キック)を基準にする
これが一番音量のバランスが良くなりやすい基本中の基本です
ドラムは完全なアナログ楽器なので、アンプで増幅できるギターやベースに比べると音量は負けやすいです
完全にドラムの音が聞こえない爆音でやるとまず、ボーカルは死にますw
初心者に非常に多い事例ですw
ドラマーの問題でもありますが、キックは踏み込み方がめちゃくちゃ大事です
常にバラバラな音量でキックが聞こえると全体がヘタに聞こえます
それぐらいキックは重要です
常に一定でも何も問題ないのですが、Aメロは常にこの踏み込み、Bメロはこれ、サビはこれと踏み分けていくと、とても気持ちのいいダイナミクス感が生まれます
これに他の楽器もこのダイナミクスを合わせるのが大事
こうするとマジで躍動感出るので、習得することをおススメします
これをやるには、ドラマーが自分の叩いている音量感がどれくらいかを知る必要があります
これがわからないとボーカルをずっと殺し続けますw
ドラム鳴っているとき、ボーカル聞こえないのはもうどうしようもなくなります
ドラムとボーカルだけでまずは音量を比べるのが大事です
マイクを通しているのにも関わらず、ボーカルが聞こえなくなるようなら、ドラマーは叩き方やチューニングを考えなくてはいけません
インストバンドなら話は別ですがw
中音のギター、ベースの音作り
ギターに関しては、音量さえ気を付ければあまり問題になりません
ただ、チューブアンプはある程度音量を上げないと、真空管特有のあの音が出ないことがあります
上げ過ぎるのも良くないですが、あまりにも小さいとS/N比の関係でノイズが目立つ事があります
多分その場合、PAさんの方からもう少し音量(ゲイン)上げてくれと指示が入ると思います
その時はその通りにしましょう
ステージ上で音作る際は、アンプから離れて、自分が演奏する場所で音を作っていきます
アンプが足元である状態で音は作らない
本番が始まって、アレなんか違うってなってももう遅いです
本番の途中でアンプのメモリを変えてしまうと、もちろんながら外音に影響大です
PAさんにとってはおいおいマジかと言う感じになりますw
本人的にはたかが1メモリくらいと思うかもですが、ミキサー通してデカいスピーカーから音鳴らすわけなので、全くの別物の音になるのです
途中でもう少し上げていいですか?と聞くのは別に悪い事ではないのですが、僕はこれスゴイかっこ悪く見えるのであまりおすすめしませんw
そうなったらもう反省するしかありませんw
そこで初めて成長するのです
ベースはアンプとDIで音とるのですが、これもまた音量に気を付けましょう
チューブアンプに関してはギターと同じ
僕個人的なんですが、アンプの音作りはほどほどでいいと思います
DIもあるので、アンプはモニター替わりな扱いでも大丈夫
アンプの音とDIの音をどう使うかはPAさん次第なので、アンプで音作ってもあまり反映されません(とは言ってもテキトーすぎるのはダメw)
ベースはそれよかピッキングが一番影響がデカいので、アンプの音、DI(ライン)の音をキチンと自分で確認しましょう
ボーカルの中音
ボーカルは、PAさんがボリュームフェーダーを上げてくれない限り音は出ません
ボーカルは何をすればいいかというと、歌いにくい音が無いかを確認することです
足元のモニターから自分の声聞こえない場合は周りの音下げてやればいいんですが、なんか気持ちよく歌えないってなった時にその音はなんだ?と気づくことが大事です
妙に耳に付く音があれば、それを下げてもらうなどして歌いやすい環境にしていきます
ここで変に遠慮すると、全員これでいいんだなと勘違いが起こります
それで自分だけ不完全燃焼するのはもったいないので、キチンとなんとなくでもいいので言いましょう
モニターから返ってくる自分の声の音に関しても同じです
モニターの返しについて
基本は自分がリズムをとっている楽器を返してもらうのがおすすめ
ベーシストならドラムだと思いますが、ドラム全部は返してもらったらダメ
僕は3点返してもらうのもあまりおすすめしない
僕はスネアのみか、キックとスネアの2つのみだけ返してもらう事がほとんどでしたね
あくまでこれは僕の場合ですw
ステージ上でも金物って普通に聞こえるし、僕はいらないと思ったから
何の音を返して貰うかは好みですが、必要以上にあれもこれも返してもらうのはダメです
中音が濁っていきます
すなわち外音も濁ります
必要最低限の音数でモニターは返してもらいましょう
リハーサルの時に、ある程度返ってきてる音で何も問題なければそのままで大丈夫
セッティングが速いとデキるバンドと思われるかもしれない(願望w)
ある程度はスタジオで練習しましょう
スタジオとライブハウスなどでは音が全く違うので難しいんですが、音量のバランスを取るくらいはできます
スタジオは狭い事が多いので低音なんかは回りやすいですが、逆を言えばその環境でキチンとしたバランスや音作りが出来ればもう怖いものなしです
この音量感のバランス感覚はバンド全員が持つと無敵ですw
どんな会場だろうが、そこまで損なわずに音が作れるからです
デカい会場だとまた少し変わってきますけどねw
キャパが500人ぐらいの中音はアンプから結構離れるので、まず音が遠いと思いますねw
これはモニターの音の出し方が重要ですがここでは割愛w
イヤモ二使えば解決ですが、そんなセレブなバンドマンやら演奏家は中々居ない
おわりに
中音作りは、ある程度はスタジオでも練習できますが、ある程度です
本番の音は本番でないと作れません
ここは場数を踏んでいって、体と耳で覚えていかなくてはいけません
今日は演奏していて気持ち良かったなと感じれれば、それはバランスが良かったのかもしれません
その感覚を忘れないように少しずつ体に染み込ませていきましょう
まぁライブ中はそんなこと考えたり覚える余裕がないかもしれませんがw
Twitterのフォローもお願いします!
コメントを残す