【かけ過ぎ】ボーカルが埋もれる?埋もれさせないリバーブ処理。【注意】

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ボーカルのリバーブ処理は、音像を広げる、雰囲気を出す、など色々目的があって処理をすると思います

ですがかけ過ぎると音像が埋もれる、風呂場になる、など使い方が難しくもあります

僕がよくやる処理を書いていきます

インサートかセンドか?

よく空間系はセンドで送ってやるみたいな事が多いですが、別に求める音像によるのでどちらでも構いません

ですがインサートに入れるとやはりボヤけます

このボヤけ具合が曲に合うならそれでも構わないって感じです

基本的にはセンドで送ってやるのがベター

リバーブのタイプを決める

ホール、プレート、ルームなど色々異なる響き方がリバーブにはあります

まず試すのはホールタイプです

これをボリュームバランスだけでいい感じになる所で止めます

どうやってもなんか合わないなーってなったら他を試していきます

ボーカル単品で音を聞いて作業をしない

僕の経験上ですがほぼ埋もれますw

出来る限りは他の楽器を混ぜて作業した方が上手くいくことが多いです

ボーカルに至っては早めに空間系の処理をした方がいいです

歌ものならボーカルの音を先に作っておいて、ボーカルの邪魔にならないように他の楽器をミックスしていきます

他の楽器が完成している状態でボーカルを混ぜようとするとあーでもないこーでもないとドツボにハマっていきますw

慣れてくるとボーカルが入りそうな隙間を見つけられますが、これはまた他の楽器をいじり始めて隙間を作っていくハメになるのであらかじめボーカルを含めた方がやりやすいと思います

EQ処理

このEQはリバーブそのものを処理するイメージです

リバーブ自体はリバーブのモノにもよりますが50Hz~200Hz辺りに響きがあります

この辺りをハイパスで削るともわっとした感じは無くなりますがリバーブ感は薄くなります

ですが少しボリュームを上げてやるとしっかりとした響きになることが多いです

低音がなくなって他をあまり邪魔しないので埋もれにくいスッキリした聞こえ方です

この処理をすると今度は相対的にハイが強調されるのでそれを削って微調整します

プレートタイプを使っていると結構キンキン響くのでハイカットはした方がいいです

だいたい6KHzから先をローパスでカットします

曲に合わせてローとハイの出具合を決めてやるのがコツ

僕はリバーブの中域はノータッチであることが多いですね

コンプ処理

これもまたリバーブそのもののコンプ処理です

これは膨らみ過ぎるのを抑える役割と、響きの長さを調整する感じです

ある程度は響かせないとリバーブ感無くなるので軽めに処理をするのがベター

ガッツリかけてしつこいぐらいに音を残すってのもありですけどねw

自然な響き方にしたいのであれば軽くでOK

レシオ3:1、アタック遅め、リリース遅めまたは曲のテンポに合わせる、リダクションー3db

こんな感じですね

ボーカルはダイナミクスが大きいので、急に声張るような部分でも響き方を一定にすると埋もれずに聞こえてきます

ですがコンプだけだと中々思い通りにならないので、今度はリバーブに対してオートメーションをかけていきます

オートメーション書き

このオートメーションはリバーブの送る量を調整するために書きます

常に同じ量で送ってしまうとムラが出てくるので曲に合わせて調整します

めんどくさいんだこれが

書き方のコツとしては、Aメロ、Bメロ、サビと分けて送り量を調整します

ゆっくりとした音数少ない曲ならなんとなくイメージ沸くんじゃないでしょうか?

だいたいサビで声張り上げるのでサビだけ送り量を少なくしてやればAメロとBメロの差がなくなります

これは簡単

問題は色んな楽器が入っている場合

これは前のEQ処理とコンプ処理が大事です

これがしっかりできていないと深くかかりすぎるので上手くいかない場合はまたEQとコンプを見直すといいです

しっかり処理出来ていると送り量を増やしても埋もれないで、しっかりリバーブがかかっている聞こえ方にできます

これやるとボーカル自体のボリュームも上がるのでまたボーカル自体のボリューム調整を忘れずに

音像の調整

これは好みですがリバーブの広がり方を調整します

ステレオイメージャーを使って調整します

恐らくDAWならステレオ調整プラグインが純正で入っているのでそれでも構いません

CubaseならMono to Stereoですね

リバーブはモノラルでかけると真後ろに空間が出来ます

ステレオだと左右と後ろ

イメージだと広げると壮大に、狭めると、空間が埋まる感じですね

コツは空間の隙間を聞いてそこにハメるってイメージです

まずステレオイメージャーを全閉じ(モノラルの聞こえ方)にして、そこから徐々に広げていきます

これは曲に合わせていくので感覚で大丈夫だと思います

左右にパン振ってある楽器類に被らず、しっかりリバーブが残る場所があるはずです

これは慣れの部分が大きいので色々やってみないと感覚掴めないので頑張ってくださいw

おわりに

リバーブのプラグインですがEMT140やレキシコンみたいな名機をわざわざ使う必要もないです

あれば1番いいですがw

リバーブはそれより埋もれさせないのが大事です

埋もれさせないリバーブの使い方を身に付けてから色々試せばいいと思います

僕は基本WAVESのRリバーブを使うのが比較的多いんですが、曲によってはCubaseの純正リバーブを組み合わせて使うことも少なからずあります

なのでこれじゃなきゃダメなんてことありません

基本的な事やっていけば自ずと応用も身につくので頑張りましょう

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