抜け感と邪魔しないバランス調整!エレキギターのミックス!

エレキギターは少しバランスが崩れるとうるさくなったり、埋もれてしまうことが多い楽器です

特にバッキングの扱い方で邪魔になるか、楽曲の華を支えてくれるかが変わってきます

オーソドックスなバッキングとリードの2つ書いていきます

バッキングギター

バッキングは基本的には後ろへ配置します

やり方は色々あるのですが、まずはボリューム調整

それでもなんか後ろに下がった感じがしない場合は、どういう音が遠くにあるように聞こえるのか?って考えます

僕よくやるのが、リバーブをうっすらとかけて、ハイを削る

リバーブはセンドで送ってもいいのですが、あえてインサートでかけて少しぼやけさせるのもいいです

常に後ろでバッキングが鳴っているような曲なら大丈夫(ギター主体のロック系だとあんまりやらないかも)

遠い音はだいたいこんな聞こえ方です

 

ジャンルによっては前に出すこともありますが、基本的には、です

バッキングの役割は音像の隙間を埋める事にあります

これが出すぎていると、ボーカルやウワモノを邪魔する音になってしまいます

間違ってもボーカルと同等の大きさにはしないw

これは慣れですね

なんか違和感があるって場所は、やっぱりボリュームが出すぎていたりする事が多いです

バッキングまたはリードが2本以上ある場合

3ピースのバンドだと実質1本しかギターありません

音源にするにあたっては何本か重ねて録るのが多いです

その際に注意なのが、重ねれば重ねるほど1つ1つの音量は上げられなくなります

1本なら10出せたものが、2本なら5ずつしか出せなくなります

ある程度ボリュームを上げないとおいしい所が出てこなかったりするので、最初の音作りが重要です

32bitだったり64bitで録るとボリューム小さくても割とそのままに聞こえるのでおすすめ

PANの振り方

バッキングの場合、ボーカルとかぶらないようにするために左右に振ることが多いです

センターに定位させると周波数的にボーカルととってもかぶります

あえてガーッとした感じを出したい場合は、センターにドンと配置するのも全然あり

左右に振るコツは隙間をよく聞くことです

空いている場所に組み込むイメージです

PANの数字は無視しましょう

これは耳で判断します

僕も昔はバッキングに対して決めた数字(L95、R95)がありましたが、曲に対して合わせた方がまとまることに気づいてやめました

こうしていくとこの曲に対してはこれぐらいのPAN振りだなとイメージできるようになります

なので今は決まった数字はありません

EQ処理

僕個人的なんですが、エレキギターは録りで終わらせることが多いのであまりEQ使いません

低音はベースとキックに譲るため、100Hz以下を緩くカットするぐらいが多いです

むしろEQかけすぎるとエレキギター本来の音を無くすので

それでも構わん!やって下され!って人向けにある程度いじる処理を書きますw(僕も絶対にやらないわけではありませんw)

バッキングの場合、結構ドンシャリ気味にします

中域は一番音が集まる帯域なので、そこまで抜けなくていいバッキングはこれがちょうどいいです

処理としては

・100Hz以下を緩めにローカット

・300Hz~3KHz辺りを広めに緩くカット

・少し抜けが欲しい場合8KHz付近を少しブースト

基音を減らして倍音を残す感じです

アタックの部分の4Khz~6Khzを少しブーストしてもいいかも

あくまでもバッキングです

抜けすぎてもダメだし、芯が無くなりすぎてもダメ

添えるぐらいの気持ちで処理しましょう

あと録るにあたって同じフレーズ、同じギター、同じセッティング、同じマイクを使っている場合、基本的にはEQ、コンプは同じ処理をします

左右で処理が変わるとなんかまとまりがなくなります

ガッツリやる場合は違う処理してもそれはそれで構いません

何が正解なんかありませんから

コンプ処理

歪みに対しては色付けの目的です

そもそも歪みはダイナミクスなんてものはないので、粒そろえるとかの話ではないです

コンプ通したその音が欲しいので使う感じです

なのでこれは好みです

かけ方も少しかかって色付いたかな?ぐらいでいいと思います

クリーンに対してはアタックが強すぎたり、カッティングのムラを揃えるために使う感じです

粒そろえるくらいなので

レシオ3:1、アタック速め、リリース速め、リダクションー1.5を2つ

あくまで自然な状態を維持しながらかけます

僕は色付け目的で使うことがほとんどですね

パラレルで処理すれば、コンプの色がよく出ます

後はオートメーション書いちゃいます

次はリードギター

リードギター

リードはある程度目立たせたいので、ボリュームは多少大きめです

ボリュームが少しデカいかな?くらいにして折り合いをつけていきます

僕はスネアとベースの間ぐらいが好みですw

ギターが主役な曲なら、スネアと同じぐらい出しても大丈夫

ただボーカルにはぶつけない

そうしてしまうと印象がギター大きいじゃなくて、ギターうるさいに変わっていきます

PANの振り方

好みですw

オーソドックスなやり方だとRに振るのが定番ですね

リードギターって大体上手(ステージから見て右側)にいることが多いので

リフだったり、目立つフレーズがあったりする場合はセンターに配置しても全然OKです

EQ処理

これもまた僕はローカットだけですw

ごちゃごちゃ言ってないでやれとなった場合の処理を書きますw

・150Hz以下を緩くカット

・2Khz、4KHz、8KHz辺りをQ広めに軽くブースト

・Qを最大に狭くして2.1KHz辺りの倍音ガッツリカット(8dbぐらい)

150Hz以下のカットはキック、ベースに譲る目的もありますが、ボーカルに対してでもあります

ボリュームがバッキングよりはデカいので、ボーカルの太さを潰さないようにするためです

2.4.8KHzはギターのおいしい所を持ち上げてやるため

やりすぎると一気にダサくなりますw悪目立ちしてしまうので慎重に

2.1KHzカットはデジタルEQならではの技です

あんまり変わってないように聞こえるんですが、耳障りな部分が取れるので試してみてください

少し追記

この処理のやり方の時代は終わりました

今やダイナミックEQが素晴らしいのたくさんでているので、わざわざこんなことする必要はありません

コンプ処理

これはバッキングと同じ考え方

あくまでも自然に処理です

主役は何なのかを考えると上手くいきやすい

ギターのミックスのコツです

ギターを前に出したがる人多いんですが、リスナーはギターを聞きたいから音楽を聞くわけではありません

あくまでも、まとまっている音の中でかっこいいフレーズが抜けてくるから目立たせられるんです

常にマックスでギター鳴っていたら疲れちゃうよ?

これはミックスだけじゃなくてライブとかでもそうですね

出すとこは出して引くところは引く

駆け引きのバランスが大事

恋愛と一緒

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