マイク、マイクプリ、オーディオインターフェース。まず最初に揃えるならどれから優先するべきか?

【本ページはプロモーションが含まれています】

 

こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

マイク、マイクプリ、オーディオインターフェース

これらは音楽制作には切っても切れない関係にあると思います

結構悩むのが、どれを優先すればいいのか?

マイクだけ高くても、オーディオインターフェースがショボいとどうなのか?マイクはショボいけどマイクプリが高いとどうなのか

など色々悩むかと思います

音楽のジャンルにもよるんですが、全体のもので書いていこうかと思います

先に結論を書きますが、優先すべきは、オーディオインターフェース(ADDAコンバーター)です

では詳しく書いていきます

最初に選ぶ時でも、途中でもパワーアップを考えるなら、優先はオーディオインターフェース

いろんな意見もあるので、賛否両論なのですが、僕はオーディオインターフェースだと思います

理由としては、最終的な音質の決め手はここだから

ここがダメだと、前段のマイクやマイクプリの本領が引き出せないからです

アナログ信号を最終的にADDA変換する部分はオーディオインターフェースになり、変換精度が悪いと高級なマイクを使ったとしても、その音がしっかり受け止めきれないので、結果的に音が思ってたのとちゃう!ってなります

 

ギターアンプで例えるなら、どんなに高級なギター使おうが、アンプがショボかったらいい音ならないよね?

逆にアンプがそれなりなものなら、安いギターでもそこそこ鳴らせるよねって感じです

 

オーディオインターフェースはデジタル信号も絡むので、少し語弊があるかもですがイメージとしてはこんな感じ

オーディオインターフェースがしっかりしていれば、どんな信号も余すことなく受け止めてくれるので、前段の機材をフルに生かせるのです

前段がショボいとしょぼいままになりますし、高級機材ならそのリッチな音がそのままちゃんと鳴る

このそのまま鳴るってのが大事な部分

音自体がショボくても、波形がキレイに残るので、プラグインのかかり方が滑らかになります

オーディオインターフェースは出音にも影響する

もう1つの理由としては、オーディオインターフェースはDA出力(スピーカーに信号を送る)のも担っているので、大事です

最終的に音を鳴らしているのはスピーカーですが、スピーカーにアナログ信号を送るのはオーディオインターフェースです(ケーブルも絡みますがいったん無視w)

ここの出力のクオリティで出音がかなり変わる

 

スピーカーはそのままに、オーディオインターフェースだけ変えた時、出音が変わる感じを実感できます(ボリュームは固定で聞く)

逆に言えば、オーディオインターフェースを固定すれば、マイクのキャラクターやマイクプリのキャラクターの判断もやりやすいということ

マイクやマイクプリは色んなものをとっかえひっかえ使いますが、オーディオインターフェースは変わらないことが多いです(マスタリングは少し違ったりするけど…)

最終的な音はオーディオインターフェースで決まるので、ここを基準にして比べていかないと、比べることができなくなります

オーディオインターフェースをはじめっからいいものにしておけば、きちんといい音で録りこまれるし、比べるのもやりやすいです

機材の音がわかるようになる

オーディオインターフェースを優先する理由としてはここが一番デカいかもしれない

ぶっちゃけ、安いインターフェース使ってても、高級マイクとマイクプリで録ってる音は、いい音に聞こえます

これは、アナログの段階でそういう音になって録りこまれているからです

じゃあやっぱマイクとかマイクプリを優先するべきじゃん!って思うかもしれません

 

逆に聞きますが、出音の違いを判断できます?

 

僕は無理w

高級機使ってる音っぽいなーっとは判断できますが、安いインターフェースだと音が滲んでる感じがして判断できないです

ミックスがやりにくい

ざっくりなら全然できますが、リバーブの切れ間とか、低音のすみ分けとかが細かくやりにくい

ここが見えるようになるとミックスのクオリティは劇的に変わる

現に僕もオーディオインターフェースを変えてわかるようになりました(お金がものすごい無くなりましたwwwいや笑えn)

録りこみの音と出音の音をしっかりすれば、違いが判断できるようになります

いくら高級機材を使おうが、ADDAが悪いとそこで台無しにしてますし、さらに出音までも変わるので判断もクソもない音になってしまいます

なので最終的な受け皿であるオーディオインターフェースを優先的に揃えるべきかなと思います

音が変わるくらいまでを実感したいなら、オーディオインターフェースは2ch、10万円代から

ぶっちゃけ2021年現在、いわゆる入門機(3万円代)のものでも、とてもクオリティは上がっています

いいパーツのコストが年々下がってきているからでしょうか?

昔は高かったパーツが、大量生産できるくらいまでの値段になったのでしょうか?

詳しいことはわかりませんが、質はかなり上がっています

 

余談ですが、安物の代名詞、ベリンガーはミキサーに至っては、もうマイダスなのでクオリティは半端ないものになっているとか(買収時期初期は50万はするマイダスと同じ作りの卓が10万で出てたとか…)

マイダスはべリンガーに買収されています

詳しくはググってくださいw

 

話がそれましたが、安いと言っても、クオリティは確保できるほどになったということです

ただ、高級機にはまだ届いていない壁があって、ここはコストの差なので仕方ありませんw

3万円ならどこメーカーでも、さほど変わりません

ただ10万を超えたあたりから、結構変わってきます

これも3万円から、10万超えたあたりのオーディオインターフェースに入れ替えると実感できると思います

ADDA部にコストをかけ始めるのがこの値段からな感じ

まだ言うと、50万クラスになるともう充分なクオリティになる

この上はもう好みというか趣味ですね

僕はこの50万クラスのオーディオインターフェース使っていますが、録りでアポロツイン、UAD2の音は使っている人が多すぎてすぐわかるレベルですw

その判断がしやすいのです

まぁ僕もUAD2、たまに使ってますがw(最近はSSLのEだけになりつつあるw)

おわりに

最終的に音質を求めていくと、マイク、マイクプリを選んでいくことになります

ですが、オーディオインターフェース(ADDAコンバーター)の受け口がしっかりしていないのに、音質だけ求めても性能を発揮できませんし、判断が難しくなります

まずは受け口を整えてから、機材探しの旅に出ることをおすすめしますw

 

オーディオインターフェースについて書いた記事と、ADコンバーターの記事もあるのでそちらも是非!

初心者~プロ級まで紹介!オーディオインターフェースのおすすめ!

ADコンバーターとはなんぞや?レコーディングするなら知っておきたい

 

Twitterのフォローもお願いします!

にっしー@REC.MIXエンジニア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です