僕がドラムRECや、その他もろもろで使用している8chマイクプリです
これのレビューが中々ないので僕が書いてみようと思いますw
音質
RMEらしくクリアな音です
無駄のない音というかマイクの音そのままな印象があります
解像度は高いです
使ってみて思ったのは、低音が濁りにくいので音が見える感覚があります
ATM25やD112の音が良くわかる
ただマイクを選ぶかな?安いヤツ使うとショボさが浮き出る可能性があります
あと所謂アナログ機材特有の倍音はそこまではないですね
ゲインを上げても信号に影響を与えません、的な事が説明で書いてありますが、その通りでした
機能
8Ch全てに独立してLowカット、フェイズ、ファンタム電源が備わっています
安いマイクプリだと、意外と全チャンネル独立に備わっていない事があります(僕はそれで泣きを見たことがありますw)
ファンタムは2Chずつとか、全チャンネルか使わないかみたいな使用のものもあります
意外と見落としがちですが、そこはRMEなのでぬかりないですね
ただ一つ!これPADがありません
元から入力許容範囲は広いのでクリップはしにくいですが、万が一を考えるとちょっと、、、って感じです
そんな時はこのマイクプリ、ADコンバーターとしても使えるので、他のマイクプリのPADで入力を下げてやるといいです
その時はRME側のゲインは上げないこと!
もうひとつマイクプリなんて買えない人は、アッテネーターをマイクに繋げましょう
マイクにPADを付けるやつです
ダイナミックマイクだとPADなんてついてないので、こういうツールがあると便利です
特にスネアは音量デカいのであると安心です
インターフェースの機能は無し
これをPCに繋ぐことは出来ません
使用しているインターフェースに信号を送る形になります
結構細かいこといえば、8Chのマイクプリですが、繋げ方で4Chまでしか送れないこともあります
RMEに限らずですが、サンプリングレートを上げるとこうなります
ADATなら48Khzで8Ch全て送れます
RMEの場合、シングルスピードとダブルスピードで使用が変わるんですが、それは公式サイトをご覧くださいw
サンプリングレートを上げて録音したい場合は、それなりのPCのスペックがないときついです
RME同士なら結線が簡単
RMEならクロックを勝手に制御してくれるので、クロックジェネレーターは必要ありません
3台以上デジタル機器を接続するとクロックがずれるので、必ず使用する必要がありますが、同じRME製品なら大丈夫
RME側でクロック制御すると、何してもRMEの音になります
ここらへんはこだわりが出るととんでもない話になってくるので割愛しますw
クロックジェネレーターはアンテロープ辺りが有名です
ミックスでの音が扱いやすい
クリアで素直な音なので、EQなどの効きがわかりやすいです
ただ、倍音がそこまでないので太さが足りない部分があります
そこはプラグインで付けていく感じになるかな
UAD2のNEVE1073などかけるとすごい効きを実感できます
まぁこれはADの問題になってきますがAD性能も使えるレベルです
RMEはAD性能を売りにしている印象なので、多チャンネルといえどもAD部に多少コストを掛けているんでしょう
結論。使えるマイクプリです
最初はクリアに録っておき、ミックスで汚す。的な使い方が良いんではないでしょうか?
僕はそう使っていますw
ドラムの場合、違う種類のマイクプリ色々混ぜてしまうとドラムキット全体のまとまり感が無くなるので、同じもので録るのが基本です
色々マイクプリ使っても、混ぜる(質感を合わせる)技術があればご自由にw
ドラムじゃなくても、アコギの多チャンネル録りだったり、バンドの仮1発録り(ライン)だったり使い方は色々です
RMEのクセが無いことがクセみたいな感じを気に入ればおすすめします

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