ボーカルや楽器のオートメーションの書き方!【なぜ書くのか?】

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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

オートメーション死んだ魚の目で書いていますか?w

特にボーカルは書かなきゃダメだって躍起になって書いていませんか?

なんでそんなに書かなきゃダメかって考えていますか?

 

ただ、書かなきゃダメだって鵜呑みにして書いている人に伝えたい

そもそも録り方に問題があると

僕は全楽器にオートメーション書くことが多いですが、必要な部分だけなので、最近はそこまで時間かかりません

 

では書いていきます

ボーカルのオートメーションの書き方

これやる目的って、そもそも聞こえにくい所を持ち上げて、デカい所を下げる

コンプで潰れた抑揚をつけ直す

 

こんな感じではないでしょうか?

これ間違ってはいないのですが、全部にやっていくと、かなり骨が折れる作業になります

そこに時間使うのもったいないです

 

僕個人的には、波形のゲインの小さい所だけを切って、上げ下げして、ピークが出すぎる所だけをコンプで潰した方が効率的&ダイナミクスが残るのでおすすめです

そもそもオートメーションは、ポストフェーダーであるボリュームフェーダーを上げ下げするので、プラグインが必要以上にかかったりかからなかったりするので、こっちがおすすめです

 

ついでにいうと、ダイナミクス大きい楽器とかには、最初に軽くMV2とかボーカルならvocal riderとかのレベル揃える系のプラグイン差しておくと楽

 

これでもまだ出てくる、どうしても手作業にしなきゃいけない部分だけオートメーションをきっちり書いていくと仕上がりが良くなるし、時間もそこまでかかりません

 

こういう記事見る方はよく見ると思います

ボーカルのオートメーションは死ぬほど書いているところw

ボーカルのトラックにびっしりオートメーション書いた跡があるやつとかね見てると胃が痛くなる

 

聞こえ方に問題があるとすれば致し方ないのですが、これ完全に演奏者の歌い方を無視してるなぁって僕は思います

そもそもそんな風にしなきゃいけない録り方をしているんだろうなって

 

自分が録っているものであれば、最近は抑揚を書き直す的なオートメーションは一切書いていません

小さい所を持ち上げるためにコンプかけ録りして、歌い方に合わせて周りを整理します

それの方が、個性が残ると思うので

 

自分が録っていないものに関しては、ある程度は抑揚をつけ直したりしますが、さっき書いたことをやっていけば、ある程度安定します

 

僕も死ぬほど書いてた時期ありますが、これ完全に自己満足のレベルです

ちゃんと聞きやすくはなりますが、めちゃ良くなったってなったことはまぁないですw

マイナスがゼロになっただけ

 

どうしても死ぬほど書かなきゃいけないのは、演奏が下手な素材をもらった時ですね

ダイナミクスが付きすぎ、リズムぐちゃぐちゃ、歌い方が棒読みで感情が感じられない

これは書かなきゃどうしようもないので、死んだ魚の目で書きましょうw辛い

楽器に対してのオートメーション

これは、優先度を考えて書きます

 

僕個人的には、ドラムとベースのオートメーションは書かない方がいいかなと思います

エディットの段階である程度は波形をいじっているので、そこまでやる必要がない

この二つは、常にどっしり出ていないと音が散らかってしまいます

 

書き方としては、曲の構成に対して楽器の役割を考えて、出したい楽器、引っ込めたい楽器を決めていきます

イントロはギター、Aメロはベース出したいから、上物を引っ込める、Bメロはシンセ、サビは全体を出すため、マスターバスを1dB上げる(別でマスタートラックを作る)

 

こんな感じです

1例なのでいくらでも変わりますw

歌ものなら歌は常に1歩前にいる音像は崩さずに

こんな感じで書いていくと、曲全体に流れが生まれるので、おすすめ

何もしないで仕上げようとすると、平坦な音像になるのでつまんない感じになります

2MIXのオートメーション

マスタリングに少し突っ込んでいますが、ここでやるのはボリューム調整だけです

これも流れを作る目的ですね

サビはマスターバスのボリュームを上げる的なことを書きましたが、これは2MIXのオートメーションなのでもう一回やりますw

サビは90%盛り上がる所なので、引っ込めてはいけません

サビがない曲は、考え方を変えてやります

 

これは書き方が大事で、カーブの書き方を緩やかに上げ下げすると、自然に持ち上がったり、下がったりするのでいい感じになります

 

さっきの楽器は、そのパートに入ったらガッと上げ下げしてもそこまで違和感は出ません(やりすぎはダメw)

最終ボリュームの基準を作る

これを決めないと、最終的にクリップしてしまうことがあります

これ1番やってはいけないことなので、最終的なボリュームをどうするかをきちんと決めておくときちんと収まります

 

僕は、サビ(1番音数が多い所)でピークで-3dbに収まるように基準を作っています

ただ注意なのが、先にサビでこの音量に収まるように調整してから、他をいじっていこうってやり方はダメです

 

あくまで流れを作るために書くオートメーションです

曲はサビだけではないことは心に誓いましょうw

これやると流れ死にます(経験談)

自分の経験の中で、流れを作っていくと、-3dbぐらいで収まっているって感じなんです

こうならない場合は、なんかおかしいトラックがあるって場合が非常に多い

この原因を探すときは、1回全部ミュートして、1つ1つ音を出していくと、違和感あるトラックが見つけやすいです

 

こうならないようにミックスしているはずなのに、こんなことが起こるの勘弁してもらいたいw(自分のせい)

おわりに

オートメーション書きに時間盗られたくないと嫌だった僕のやり方ですw

プラグインである程度オートメーション書いてくれるものに頼ることもあるんですが、どうしてもってところはやっぱ手作業じゃなきゃダメですね

 

まずは波形のゲインとか、コンプのかけ方をしっかりやることが、オートメーションの時短には大事です

ラフで出すときは、ほぼプラグインに頼ることも全然あります

それでオーケー出ればそのまま本チャンに使うことも

オートメーション書くのが最小限になって、ほかに時間を使えるので、ミックスに集中できていいことづくめです

 

オートメーション書くのは大事ですが、あまり神経質にならないのも大事ですよ

 
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