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トップマイクは曲に対してのイメージが大事になります
そこまでシンバルが鳴らされない曲に対してはキット全体の鳴りを重視にして奥行きを作ります
これでもかとシンバル叩きしばく曲なら加工してかっこよく
まずトップマイクはマイキングである程度音像を作らなきゃなのでこれ読んでくださいw
シンバル中心か?ドラムキット全体か?トップマイクのマイキング
下処理
トップマイクはかぶりありきな事が多いので下処理らしい下処理あまりない場合が多いです
むしろトップマイクに他のオンマイクの音を足すイメージなので
ただし、極端にリズム編集する場合、位相がずれるので根気よく編集しないと音像がふわふわしてきます
ものによってはオンマイクの音とトップが拾っている音が同時に鳴らず、あーでもこーでもない位相合わせの迷子になりますw
なのでマイキングがとても大事
演奏はもっと大事w
EQ処理
トップマイクのEQは大きく分けて2種類あります
・シンバルを強調するためローの成分をバッサリカット
・全体の響きを残すため最低限のローカット
こんな感じが多いですが、もちろんやり方は色々あります
シンバルを強調する場合、500Hzぐらいまでをローパスでバッサリ切ってしまいます
こうするとキック、スネア、タムの低域がなくなり位相のずれもある程度は緩和できます
位相のずれは波の大きい低域で特に起こりやすいからです
このやり方のデメリットとして、キット全体の鳴りを殺すことになります
よってドラム全体が薄くなります
この処理はアンビエンスマイクがないとドラム本来の鳴りが乏しくなります
メリットとしては分離感は出やすくなりパーツ1つ1つの音がハッキリします
最低限のローカットは響きを残すためです
キックの低音だけは他をぼやかして混じり悪くするので80Hz以下をカットします
アンビエンスマイクほどではないですがトップにも鳴りはある程度入ってきます
ですがマイキングによって位相を合わせて録らないと不明瞭な音像になります
特にスネアに影響が大きい場合が多いです
変なとこでピーク出たり、定位が定まらなかったり結構キツイ
しっかり録れている素材ならかなり生々しくドラム全体の音を作れます
アンビエンスを足すかはトップ次第です
むしろキットがしっかり響いて録れているものにアンビを変に足すとかなり音像がぼやけます
適材適所を見極めるのが大事になります
後はシンバルをどれだけ派手にするかで高域~超高域のEQをかけます
必要ないならやらない
やる場合は14KHz辺りからシェルビングタイプのEQで少しだけブーストします
こうすると曇りが取れた感じになって、空気感が増します
やりすぎると一気にシャカシャカうるさくなるので1db~2db以上は上げないです
これも素材によりけりですけどね
余談ですが、曇りが取れるからといって他の楽器にこの処理していくとハイが出すぎて音ペラペラになるので注意です
僕はあとボーカルにうっすらとやるぐらいです
コンプ処理
トップのコンプはシンバルの余韻とアタックをどれだけ出すかでかけ方が変わってきます
余韻は音数が少ない曲なら奥行き感が出るのでリリース少し遅めに
アタックはアクセントの強調を出すため速めに潰して前に出て来るように
トップに使うコンプは種類が重要で、オプトタイプを使えばそこまでコンプ臭くならずにナチュラルに仕上がります
加工感欲しければ結構潰しても違和感なかったりします
シンバルに対しての処理ですがかぶりの音にも影響があることを忘れずに
グループバス処理
トップは基本的にはLRの2本で録るのでステレオトラックにまとめます
ここでの処理は足りないものを足す考えです
基本カットなんだけどトップは例外w
ここでドラムの音像が決まるので欲しいものを足していきます
でも出来る限りはグループにする前のトラックでの処理を詰めるのが前提です
僕はよく倍音を足していきます
EQだと出せない部分を自然に出せるのでおすすめ
アナログモデリングのものを使うことが多いです
アナログ系だと高域がいい感じに丸くなって聞きやすくなります
何を使うかは素材によりけりですが
元々音像がいいんだけどちょっと高域が耳に痛い時はディエッサーを10KHz辺りにかけるといい感じになります
「さしすせそ」の歯擦音を抑えるためにボーカルで多様されるものですがシンバルにも使えます
僕はマスタリングでも使うことありますw
これはグループにまとめてからの方がいいかもです
LR同時にまとめてかかるのでムラが出にくくなります
まとめに
トップマイクの音像が録りの段階で完璧ならもう半分は終わりぐらいの勢いですw
トップマイクだけでバランスよく録れていればまず変な感じにはならない
それだけ音像作りは重要
ドラムが全体の土台になるのでここがフラフラしていると他が締まりません
ミックスは音像を固めてやるために処理をしましょう
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