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ボーカリストには是非理解をして欲しい
ライブでのマイクの使い方は、かなり重要です
ヘタしたら歌聞こえなくなります
どう使えばいいかと、なぜか?ってことを書いていきます
今一度確認しましょう
なんでグリルを握りこむのは良くないか?
今更だけどグリルってマイクの網の事ねw
単純にハウる&こもるからです
ライブの前、もっと言えばリハーサルの前に、PAさんが会場のマイクのチェックや、スピーカーのチューニングなどを綿密に行っています
ワザとスピーカーにマイク向けてハウる帯域をカットしたり、それはそれは綿密です
PAさんにとっては、ハウった=死、あるのみ。ぐらいな勢いです(大げさかな?w)
よほど変なことされない限り、ハウらせるのはご法度なのです
大きい会場だと、スゲーデカいスピーカーが何発もあります
それがハウったらと思うとゾッとします
マイクというのは、グリルが出ているときに、性能を発揮します
PAさんがチューニングを行うのも、基本はグリルがキチンと出ている状態で音の調整をしています
グリルを握りこむと、指向性と周波数特性が変わってしまうのです
なんでこれやってしまうかと言うと、自分の声が聞こえにくいからじゃないですか?
カラオケとかでも握りこんで、声が大きくなるようにしている人いるかと思います
これ、声が大きくなっているんじゃなくて、人の耳に聞こえやすい周波数が強調されているだけです
この周波数が強調されてしまうのでハウってしまうのです
具体的にどこの周波数かと言えば1Khz~4Khz辺りです
一番ハウりが起きやすいのもこの帯域
最初にチューニングしたものが全てパーですw
握りこんだ上、グリルに口をべた付けで歌えば、マイクの特性を無視した、その握りこんだ音になってしまいます
グリル握りこんでるプロもいるじゃん
確かに居ますが、あれは握りこむのを前提に音を作るのです
事前に打ち合わせを細かくしているのです
やっぱ握りこんだ方が何となくサマになるし、かっこよく見えますからね
何にも考えないでやったら間違いなくハウるし、音もモッコモコになりますw
さっきも書いた通り、ハウった=死、あるのみ。なPAさんにとっては、非常に迷惑ですw
もうボーカルの音量下げざるを得なくなります
ハウると機材も痛むし、お客さん不快な思いするし、いいことないですから
これゆえに、ボーカル聞こえないが起こる可能性もあります
ですが、その握りこんだ音が声にハマるのであれば、それはそれでありです
ただ、それをやるには多少リスクを背負います
音なんてふとした表紙に変わりますから
お客さんの入り具合とかで、音の吸われ方が変わります
人間は、割と吸音性が高いのです
ガラガラな会場と、ギューギューな会場では音全然違います
それでもなお、グリルを握りこみますか?
マイクは基本、グリルを持たないようにする
僕的には、グリルと手の隙間は1cmぐらいがベストだと思います
これであれば、影響はほとんどないと思います
PAさんもキチンと声に合わせたチューニングが出来ます
自分の声が聞こえないというのは、楽器の音作りに問題があるのです(これは演奏者側の話)
単純に周りの音がデカすぎる、声と周波数が被りすぎてる、マイクと口の距離が離れすぎてるなど、いくらでも原因が出てきます
基本はマイクは水平に持ち、口の距離は1cmくらいを保つ
モニタースピーカーには極力向けない
これが基本中の基本
単純に声量があれば、声は抜けてきます
ですが、最終的にミキサーとスピーカーによって、音量は決まります
声量があろうがなかろうが、最終的な音量バランスはPAさんに委ねられるのです
ハウるギリギリまでフェーダーを調整しているのです
ボーカルの音量が上げられないという事は、何かが邪魔しているという事
その何かは人によるので、PAさんに聞きましょう
ボーカリストはマイクを理解するべき
ボーカルにとっては、マイクが楽器です。アカペラは?とか突っ込んでくる人は良い所で声が絶対裏返る呪いをかける
マイマイクを持っている人は尚更です
マイクの特性、指向性、メンテナンスのやり方
これらを理解するだけでも変わってきます
スゲー人はマイクの角度や距離を巧みに操り、自分の声のクセにあった使い方をします
ここまで出来るともう怖いものなしです
というか出来るように練習すべき
だってPAシステムあれば100%マイク使いますもん
もちろん歌の練習は大事です
ですが、マイクの事を知らないと、いくら上手く歌っても届きません
音質が良いマイクだから声は抜ける、なんてことはあんまりないですから
音質が良いだけであって、声が抜ける抜けないはまた別です
音作りが出来てからの話です
スタジオで色々試すのがおすすめ
スタジオだと、自分でミキサーをある程度いじるかと思います
ただ、音が出るようにするだけでなく、EQやコンプも使ってみて下さい
コンプはまだしも、EQ付いてないミキサーってほぼないと思います
使い方は何となくでも全然いいです
ちょっと声が細いなら、100Hz辺りのEQのツマミやらグライコを上げてみたり
音量がバラバラすぎるならコンプを掛けてみたり
声の音作りをやっていきましょう
ずっとやっていると自分にとって、歌いやすい音みたいのがわかってきます
この感覚を覚えてしまえば、ライブの時もPAさんに注文しやすいです
ちょっと高音下げて欲しい、低音上げて欲しいなど
わかってきたからと言って、具体的にHzで言うのは、僕はおすすめしません
なぜなら、その会場の音を1番熟知しているのは、その会場のPAさんだからです
具体的に言ってしまうと、PAさんはそれ以外に選択肢がなくなってしまいます
ここは割と大雑把でいいと思います
おわりに
どうあがいても、ライブは機材が付き物です
マイクだけでなく、普段はいじらないミキサーやスピーカーなんかもそうですね
本格的にわかるように勉強しろとまでは言いませんが、なぜこれはダメなのか?なぜ声が抜けないのか?と疑問にもって改善していくと、凄まじい勢いで成長していきます
完璧にバランスがとれて、歌いやすい環境で歌うと気持ちいいですよ
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