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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
プラグイン便利ですよねー
使い方さえわかれば、テキトーにずぶずぶ差していけばそれなりに音が作れてしまいますもんね
高級なプラグイン色々試してみたくなる気持ちはよくわかる
ですが、本当に必要ですかそれ?
なぜそのプラグインを使うのかってきちんとわかってから使っていますか?
ぶっちゃけて言えば、音を良くしたいからプラグインを買い足すのは間違っています
音が良くなるプラグインはまだありませんから
そんな中でも、僕の中で必要なプラグインを紹介します
プラグインの選び方のコツは、自分のミックスのダメなところの原因を突き詰めるところから始まります
これ使ったらミックス良くなったってなること100%とは言いませんが、ほとんどありません
結局うまく処理をするのに必要なのは耳なのです
では書いていきます
ミックスプラグインの種類
これは僕が勝手にそう思っているだけなので悪しからずw
分けると…
・濃い味系
・薄味系
・修復系
・補正系
・飛び道具系
大体この5つに分かれます(僕の中でw)
この中で特に欲しいのは修復系と補正系です
修復系はノイズ処理系、補正系は音場の補正系です
これ何でかというと、全部の素材がきちんとした環境でレコーディングされているとは限らないので、必須なのです
欲しい修復系のプラグイン
電源環境があまり良くなかったりすると、ハムノイズが乗ってきます
聞こえないくらい薄っすらな音がブーンって鳴りっぱなしです
このノイズ、気にならない人は気にならないんですが、50~60トラックと重なってくると、全体が濁ってきます
この濁りの原因をローが出すぎているから、またはハイが足りないからEQでカット、ブーストすればいいと解釈してしまうと沼にハマります
これはどんなEQでもどうしようもありません
まぁ多少は濁り取れますが、気休め程度です
録りから自分でコントロールできない場合は尚更
ノイズがほとんどない環境の音ってすごくクリアにEQやらリバーブやらがかかります
その状態に近づけたいから修復系は必要なのです
そのプラグインがこちら
スタンダードは最低必要ですね
これは絶対持っておいた方がいいとおすすめできるプラグインです
宅録でも、オーディオインターフェースの電源やシールドが悪いとハムノイズが少なからず出ます
さらにエアコンやら冷蔵庫やら電気の回り込みでも発生します
これEQでなんとかできますか?w
ノイズを極力なくすため、レコスタの電源は機材用の電源などを引いたりするのです
このプラグインならリップノイズや、無駄な反響によるリバーブなどもある程度緩和できます
リバーブをつけるんじゃなくて、無くすとデッドな音になるので処理がとてもやりやすくなる(いい環境の部屋の響きは無くしちゃダメよw)
修復系は必須
欲しい補正系のプラグイン
音場の補正も必須です
これなぜかというと、きちんとした場所でないと正しい音が作れないからです
この正しい音って何か?
鳴っている音がそのまま信頼できる音って言うんでしょうか?
例えば、アナライザーで100hzが膨らんでるなーって見ても、実際鳴っている音は怪しいもんですw
音は部屋の環境でどこかの周波数が膨らんだり、へこんだりするのです
これを徹底的に調整しているのがマスタリングスタジオだったり、高級オーディオルームです
要はきちんとしてないと、出音がフラットに聞こえてくれないのです
このフラットってのは、本当に出ている音がそのままの音って事です
部屋の環境で出音が変わらない音、部屋で味付けされていない音
ややこしいですねw
その部屋を完全に熟知しているなら、もしかしたらいらないかもしれませんが、1回はフラットな音ってどんなものなのか聞いてみることをお勧めします
あとその状態でミックスもやってみること
そのプラグインがこれ
部屋の中に専用のマイクを立てて、音を録って、その部屋の周波数を分析してスピーカーの出音をフラットにしてくれる優れものです
僕も持っています(使ってるとは言ってないw)
あともう一つがこれ
おすすめはこっち
このプラグイン、ヘッドホンまでも補正できるのでおすすめです
精度も高め
これも必須
濃い味、薄味、飛び道具これは好みです
いやマジで
ぶっちゃけ何でもいいです
そこは自己満足との戦いですw
僕は濃い味はUAD2、薄味はWAVES、飛び道具は必要となる場面に買えばいいと思っているw
ただ、迷うのはリバーブ類の空間系ですね
1番雰囲気が変わるのは実はここ
これは濃い味、薄味どっちも何個か集めてもいいと思う
UAD2のEMTプレートとか、WAVESのアビーロードとか
ただ注意なのが、リバーブ類って基本的に重たいので、UAD2使うなら最低クアッドコアは欲しいです
PCのCPUも最低core i7の4コアは欲しい
リバーブ類はメーカーでキャラが全然違うので、少し多めに持っていても使えるものになります
何種類か混ぜて使ったりしますしね
EQ、コンプ類は使い慣れたもので充分
濃い味も薄味もEQやらコンプってそこまで変わらなかったりするので、WAVESのGOLDあればまぁ事は足ります
精度を気にするならファブフィルターのEQ、コンプ類はかなりおすすめです
ぶっちゃけこれだけあれば、もう充分です
これでだめならもう素材を疑うか、自分の腕を疑うかですw
まだ少し高めなプラグインですが、もう新たな定番になりました
無駄に買わないのがプラグイン選びの極意w
一応補足ですが、これは僕の中の意見なので鵜呑みにはしないことw
だけど、こういう考え方でプラグインを選んでいけば迷子にならなくて済むかもしれませんw
まぁ使わないプラグイン買って勉強するのもいいとは思います
使わないにしろ経験値になるので全くの無駄ってわけでもないです
と、思っている無駄にプラグイン買ってた僕ですw
修復系の番外編
修復とは少し違いますが、、、
ドラムの被りが完全にいらん!って場合はトリガー差し替えとか、被りの音だけを取り除いてくれるゲート要らずなプラグインとかもあるといいですよ
ダメな素材を瞬時に変えてくれるのである意味、修復ですw
差し替えはトリガー2が定番ですね
音源も入っているので使い易いですが、音色はほぼロック向き
ジャンルによって他の素材を使ってトリガーするのがいいと思います
被り除去はこれ
僕これ持ってないので何とも言えないのですが、あまり話題になってない?
普通に被りだけ除去ってスゲーと思うんだけどな
いずれ買います
おわりに
必要最低限のプラグインあればミックスはできます
弘法筆を選ばずって言葉通り、自分に基礎が叩き込まれていれば、大丈夫です
不安になることはありません
なんか良くならないってのは、アレンジだったり、録りだったり、色々理由は出てきます
プラグインが悪いからダメだって事はあまり考えなくてもいいと思います
あくまでもプラグインはプラグインなので
大事なのは音がデータに記録される前です
そこはいくらでもこだわる余地があるのでこれも沼ですけどねw
音って難しい
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