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僕なりのワークフローなので参考程度に
MIXは真似するのは簡単だけど同じ音にはなりません
これは素材を受け取った後の流れの話
あとこれはバンド系のMIXの流れですが大体応用できると思います
1、トラックの整理
素材を受け取ったらすぐにEQ、コンプはおススメしません
自分がRECしたものでもいきなりはやりません
まずは、キチンとトラックを整理します
トラックを並べる作業です
並べ方は人それぞれですが、コツは最初自分が手を付ける楽器類から順番に並べていくといいと思います
僕の場合
1、キック オン
2、キック オフ
3、ベース ライン
4、ベース アンプ
5、スネア トップ
6、スネア ボトム
7、タム
8、フロアタム
9、トップ L
10、トップ R
11、ハイハット
12、アンビ L
13、アンビ R
14、ボーカル
15、コーラス
16、ギター バッキング L
17、ギター バッキング R
18、ギター リード
19、ギターソロ
20、シンセ
こんな感じで並べる事が多いです
タムはワンタム、ツータムでも弄る順番に並べていきます
楽器数が多いと後々あのトラックどこだと探すのがめんどくさいのでキチンと整理すると作業スピードが桁違いに速くなります
2、編集
ここの編集は、ドラムの位相、ベースのラインとアンプの位相を直したり、全体のリズム直したり、することです
これがまた地味な作業ですが結構大事です
素材の修正なんかもこの時やります
スネアのミスショットを張り替えて、繋いでクロスフェードしたり、キックのムラを張り替えたりですね
勢いあるテイクが録れた場合はこれの方が良かったりします
ただのミスは録り直しですがw
RECの途中でも時間あれば、ちょこちょこやってます。頭そろえるぐらいな場合が多いですが
3、曲のイメージ掴みとボリューム調整&パン調整
これは並行してやりますが、まずはイメージが無いと完成形に持っていけなくなります
煌びやかな感じとか、重たい感じとか曲に合う処理を考えます
僕はここを徹底的にやります
まずはフェーダーとパンのみでバランスをとっていきます。
それでもバランスがいまいちとれないなと思ったらEQをかけます
このやり方だと、何が邪魔で、何が足りないかが見えてきます
これが見えないと困るので最初はEQなどはかけません。いきなりEQするとおいしい周波数まで削る事故が起こるのでまずは素の音で作業していきます
パンはLRに音を振ることです
これもイメージで楽器配置の場所を決めて行きます
これは完全に好みですね
驚くほど配置の仕方が人によって違います
これは僕だけかもですがハイハットがRから聞こえると違和感がすごいですw
これはプレイヤー側視点でなくて、プレイヤーを見ている視点ですね
ただ、パン振り好みと言えど、基本はあります
キック、ベースは基本的にはセンター、真ん中です
特殊な効果を狙うならパン振るのもアリって考えです
低音は真ん中にドシッといた方がリズムの安定感が出ます
手の内をバラすと、僕は少ーしだけスネアはRにズラします
ベースの芯とスネアの芯がかぶるので邪魔しない様にするためです
ケースバイケースですがw
4、プラグイン処理
ここでようやくプラグインの出番です
ここで大事なのはさっきとったバランスをできる限り変えないこと
良くも悪くもEQ、コンプ、リバーブ、ディレイなどをかけていくとバランスが崩れていきます
特にマキシマイザーはかけるとバランス崩れやすいので注意が必要です
使うプラグインは使いやすいやつでOKです
基本音が良くなるプラグインは存在しないのでもうこれは好みです
最初の録り音で90%決まるので録り音悪いものに高級なプラグイン使っても限界があります
高級なプラグインは位相がずれにくいし、精度が高いのでそれはそれで魅力的なんですけどね
業界標準と言われたWAVESも今や激安ですw
WAVESのGOLDバンドルなんて昔定価10万ですよw
それが今や安売りのバーゲンセールとまで言われていますw(言われてるよね、、、?)
でも全然音悪いとは感じません
というかDAW標準プラグインでも全然使えるプラグインありますw
プラグインはエフェクターと同じでどんどんいろんなもの試したくなるんで気を付けましょう(戒め)
僕は最近のMIXだとほとんどWAVESとUAD2でやってます。
リバーブなどの空間系は基本センドトラックに送ってかけます
直接インサートに入れてしまうと音像がボヤケることが多いです
求める音像によるんですが基本はセンドトラックで処理します
5、オートメーション書き
オートメーションは途中でボリューム変えたり、エフェクトかけたり、任意で部分部分を調整する作業です
一番イメージが必要なのこの作業かも
これがMIXのキモだと僕は考えています。僕は基本全てのトラックに書いてます
僕の中でこの作業一番辛いですwでもやるやらないでは曲の印象がかなり変わります
特にボーカルはダイナミクスが大きいのでコンプだけだとペタッとしてしまうためオートメーションで抑揚を書くイメージです
波形が潰れないで残るため、僕は基本録りではコンプかけません
波形と耳を頼りにオートメーションを書きます
これが時間かかるんだ、、、
自動でオートメーション書いてくれるプラグインもあるんですが、結局自分で直してしまうので使ってませんw
オートメーションのコツは自分が指揮者になるイメージです
盛り上げるところ、静かになるところ、色々イメージして自分が演奏してる感覚でやるといいです
え?その楽器弾いたことない?弾きに行くか、弾いている所を聞きに行きましょうw
6、グループ化と最終調整
全ての処理が終わったら各トラックをグループにまとめます
ドラム、ベース、ギター、ボーカル、コーラス、シンセ類etc,,,
これで大分トラックが大分スッキリします。モノラル、ステレオを間違えないように
ここでさらにグループ化したトラックにプラグイン処理をします
ケースバイケースですが、この処理はそのグループ内の音をくっつけるイメージです
まとまり感が無いようならコンプをかけます
まとめてコンプがかかるのでまとまりやすくなります
必要ないならやらなくても大丈夫
あとは微調整を繰り返して2MIXを仕上げます
あとはマスタリングです
これを書き出してからやるか、そのままマスタリングまでやるかは人それぞれなようです
なんかマスタリングの定義が人によって曖昧ですが、これはプリマスタリングの意味合いです
こんな感じな流れです
めんどくさそうでしょ?
実際めんどくさいですw
でも曲が組みあがっていくのを聞いていると楽しいもんです
何よりかっこよかったらOKという世界なので実にシンプルですw
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