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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
このスピーカーなんですが、色んな意味でバランスがとれていますw
僕が、昔使っていたスピーカーでもあります
このスピーカーでミックス完パケまで普通にやってました
3年ぐらい使ってSC205にスピーカー変えたんですが、そんなに悪いスピーカーではなかったです
僕的にスピーカーは慣れれば何でもいいと思ってるんですが、そう思えるようになるには、ある程度色んなスピーカーを聞く必要があります
ではレビューしていきます
解像度はそこそこ
このそこそこの意味は、決して悪いと言う意味ではないです
てか悪かったら3年も使いませんw
ちゃんと音像は見える音です
良くも悪くもYAMAHAの音です
定番だったNS10の後継に当たるので、その系統に近い音
クセは全然違う感じしますが
中域~高域のバランスがいい
このスピーカーのおすすめポイントです
割とフラットに出ていますね
少しだけ中域引っ込んでる音ですが許容範囲ですね
この辺りが聞きやすいと、帯域の整理がしやすいです
中域~高域がごちゃごちゃすると、ジャンルによってはやかましくなりますw
人は中域~高域に耳を傾けるので、この帯域の整理は重要ですね
低音は少し厳しい
ニアフィールドモニターの宿命とも言えますが、このサイズだとローエンドは見えずらいですね
公式だと50Hz-40kHzの表記ですが、僕には70Hzぐらいまでしかわかりませんでした
トリムスイッチが付いていて、若干スピーカー側で補正できるんですが、正直あまり変わらない印象
このスピーカーで1番苦労したのは低音の処理でしたね
アナライザーで見てみると、40Hz辺りまで出ているはずなんですが、そんな感じではない聞こえ方でした
結構低音は暴れるスピーカーなので、EDMとかダンス系は辛い
100Hz辺りが膨らむ感じ
耳に圧を感じる帯域なので、低音出てるように聞こえてしまうのですが、その下がないと、全体的に割と薄い音になってしまいます
これを確認したい場合、サブウーファー使うか、プラグインで音場補正しないとですね
僕はプラグイン使ってました
補正してやると、このスピーカーこの帯域出るんだと実感できる
ただ多少音色は変わります
でも出音はフラットになる
どっちを優先するかはあなた次第w
若干MDR-CD900STに似てる
これは僕の印象ですが似てる
低音弱くて、中域引っ込んでる感じとか似てる
高域はそんなにきつくはないですが
最初の慣れない内はヘッドホンとスピーカーの音は似ている方がいいかもね
スピーカーとヘッドホンの音色が違い過ぎると、判断に困って一生ミックス終わりませんからw
まあミックスなんて時間無制限にやれれば、それはそれで終わりが無いんですけどねw
意外と重い
このスピーカー1本約8Kgあります
結構どころかかなり重いw
SC205は1本約5Kgですw
セッティングする時は気を付けて持ちましょうw
アクティブスピーカーなので、中のアンプ類が重いのかもしれません
この重さが音に影響をとか考えると負けです
多少なりとも影響はあるのですが、初めはそんなん考えないこと!
慣れてきたらこちら側へいらっしゃいw
一緒に沼へ入りましょうw
お値段
1本約25000円
大体はペアで買うと思うので、2本で約50000円ですね
これにスタンドやらインシュレーターと考えると、もう少し予算かかります
個人的にモニタースピーカーってこのぐらいからかな、って思います
高いか安いかを決めるのは個人の自由
MSP5の下のグレードにMSP3がありますが、ミックスするってなると少しキツイかも
ちょっとした確認とかには良いんですけどね
よほど慣れてないと音作りは難しいです
![](https://i0.wp.com/image.moshimo.com/af-img/0068/000000004158.gif?resize=728%2C90)
コスパは良いと思う
最初に色んな意味でバランスがとれていると書きましたが、どうでしょう?
低音は厳しいけど、他はそこそこな解像度
大きさもニアフィールドにはぴったり
お値段もそこそこ
なんとも絶妙な位置にいるスピーカーだと僕は思いますw
音のクセもそこまで感じません
極端には音色の味付けは無いです
仮にも僕はこれでミックスを受け持っていた時期があるので、使えるスピーカーには入るんではないかと思います
おわりに
スピーカー何でもいいと僕は言ってますが、その聞く環境は大事なのは忘れてはいけない
ミックスやり始めの時なんかは、わからないと思うのでこれだけは守った方がいい事があります
聞く位置を変えないこと、その場での音を耳で覚えること
それが基準になります
部屋を吸音しようが、聞く位置が毎回ずれ過ぎてしまうと、聞こえ方が変わります
ミックスはシビアに音を聞くので、音を聞き続けるとその感覚が出てくると思います
初めはこれを身に付けることおすすめします
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