マルチトラックでも生音ドラムでも怖くない!Cubaseのリズム補正のやり方!

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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

リズム補正はミックスをする前の作業です

全て打ち込みの音ならこの作業だいぶ端折れますw

揺らぎを作るために微妙にリズムズラしたり、ベロシティ変えたりはしますけど

生音は被りが付き物です

特に生ドラムなんかは、マルチトラックでマイクを10本くらい立てるのはザラなので、被りのせいで違和感があるトラックになる事があります

これをどう編集していくか?

DAWはCubaseを元にしていますが、他のDAWでも同じことをやっていくだけなので参考までに

では書いていきます

マルチトラックの場合、グループにまとめる

ドラムや、ベースのラインとマイク、オンマイク、オフマイクがあるトラックは楽器ごとにまとめてグループを作ります

これはドラムで書いていきますが、ドラムが出来るようになれば、他もやり方は変わらないのでドラムだけまずは覚えましょうw

 

やり方

・グループにまとめる楽器だけを選択する

・選択した新規トラックを新規フォルダーに移動を選択する

・作った新規フォルダーの=を選択する

・クオンタイズパネルを開き、優先するトラックの星を多めに上げて、他は0にする(僕はキックとスネアを上げることが多い)

・スライスを選択する

 

これで下準備は終了

かなり細切れになると思いますが、ビビらず行きましょうw

クロスフェードをかける項目も出てきますが、僕はここではやりません

絶対違和感出るからw

この細切れになったトラックを拍に合わせていきます

そもそもなぜ、グループにまとめる必要があるのか?

マルチトラックの場合、特にドラムは被りが多い楽器です

グループにまとめる事によって、位相がズレずに編集できるからです

新規フォルダーの=を選択することにより、そのフォルダーの中の全てのトラックが同時に動かせるため、動かされているトラックは位相がズレません

これをやらないでリズム補正すると、2度鳴りや違和感の原因になります

例えば、キックだけリズム補正すると、キックのオンマイク、オフマイクのリズムは合っているのに、トップマイクやスネアの入っているキックの被りの音が速く、または遅く鳴るので、イライラしますw

なので、グループでまとめるのです

元から位相が悪いトラックに関しては、手作業で頑張ってくださいw

拍に合わせていく

あとはひたすら根気の作業w

頭なのか、2拍目なのか、どこに合わせるかを間違えずに補正していきます

これを間違えると、全部1拍ずれているなんてことが起こるので気を付けましょうね・・・(遠い目)

手作業で合わせていった方がノリは死ににくいですが、時間はかかります

クオンタイズをかけてやるのも全然悪くないですが、ノリは無くなっていきます。これは耳で判断です

繋ぎ目の修正

まだまだやる事あるよw

こんなに細切れにしたトラックをいじっていくわけなので、繋ぎ目に違和感やプチノイズが出てきます

ここで繋ぎ目にクロスフェードをかけていきます

掛け方はトラックによってなので、そこは耳で判断です

シンバルの余韻だったり、フロアタムの余韻の違和感を出さないように

リージョンを多少動かしたり、クロスフェードを長めのかけたり色々試して繋いでいきましょう

自然に繋がるまで折れない心を持ち続けろw

位相を合わせる

リズム補正が終わったら、位相を合わせていきます

ここで=の選択を解除します

注意なのが、これを解除して単品のトラックをいじると、またリズム補正したいと思ってもグループにまとめられないので、気を付けましょう

波形を拡大していって、微妙にずれている所や、逆相になっていないかを確認しつつ、合わせていきます

オンマイク、オフマイクのズレや、トップの被りのスネアと、スネアトップ、ボトムなんかをちまちま合わせる

意外とこの作業大事です

位相がずれてると、音がハッキリしなくなったり、変な所でピーク出たりするので、ねちっこくいきましょうw

これやると定位もしっかりしてきます

被りが大きすぎるものに関しては、ミックスの時にあれこれしますw

小ワザ

これはCubaseになりますが、ショートカットキーを覚えないと、この作業死にますw

ヘタしたら500か所ぐらいは修正するので(勘弁してくれw)

デフォルトの状態のこれだけは覚えましょう

 

・波形の拡大、縮小・・・H、G

・クロスフェード・・・X

・クオンタイズ・・・Q

 

この三つは忘れないでおきましょう

慣れたら自分好みにカスタマイズしてもOKです

ちなみに僕は、ずっとデフォルトの状態でやってきてしまいましたw

差し替えはリズム補正が終わった後

僕の場合、そうした方が効率が良いです

生音で差し替えるにしても、打ち込みでも

同時にやろうとすると、色々めんどくさいので

そもそもリズムの基準が無いとどうしようもないです

同時に出来る場合は、同時でやった方が良いのでここは自分の判断ですね

おわりに

何も楽しくない作業w

ただ地道に音を揃えていくだけ

でもやらないとクオリティに響くのでやるっきゃありません

上手い人はリズム編集ほとんどいらないので神かな?って思うのが本音w

多少の音ムラ差し替えと、位相編集だけでエディットが終わる

神かな?

ミックスに時間割けるからホントに助かる

神かな?w

リズム編集は慣れてしまえば割とサクっとできます

ただ、歪みギターなんかは波形が海苔波形なため、どこにアタックがいるのか波形ではわからないので、耳を使っての作業ですw

エディットを丁寧にやれば、間違いなくクオリティは上がるので頑張りましょう

 

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にっしー@REC.MIXエンジニア

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