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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
マキシマイザーは音圧を上げるのに特化したプラグインです
マスタリングでの工程ですね
使い方次第で、毒にも薬にもなります
色んなメーカーでマキシマイザーが出ていますが、考え方は一緒
どれだけ元の音を損なわないで音圧を上げるか?
音圧が高い=良いではないのです
では書いていきます
マキシマイザーの使い方について
大体のモノがスレッショルドを下げていって、リダクションを起こさせていくモノだと思います
リダクションが起きた時のクセが、プラグインによってかなり違います
ナチュラルなものもあれば、あからさまに色が付くもの、そんなに音圧上がらないものwなど
僕は基本的には、マキシマイザーにはあまり頼りません
使わないわけではないのですが、音圧を求めすぎて元の音が壊れるのが嫌だからです
僕はマキシマイザーは少しのリダクションで多段掛けすることがほとんどです
リダクションはー2dbぐらいしか起こしません
これを何個かに分けて、求める音圧になるまで掛けてます
1つでガッツリ掛けるより、何個かに分けていった方が自然に聞こえます
そもそもなのですが、キチンとミックスが出来ていれば、軽めに掛けても音圧は上がってきます
音圧が上がらないのは、バランスが悪い事がほとんどです
どこかで早めにリダクションが引っかかっていて、ベチャッっとした音になりがちです
良いマキシマイザーを使っていても、ミックスがダメだと結局何使っても一緒です
僕の経験談ですw
どこかで周波数が固まっていて、そこだけ強調されたり、そもそもアレンジでボイシングを練らないとキレイには上がりません
ナチュラルが売りのマキシマイザーを使っても、全然ナチュラルに仕上がらない
ただ音がデカいだけのモノになっていきます
ジャンルによっては、それが良しとされるものもあります
これは僕の個人的なものですが、あまりにも音圧が高いものって、また聞きたいな、とならないんですよね
最初聞いた時は、音デカいとインパクトあるので聞く耳立てるんですが、疲れるw
曲はめちゃくちゃ良いのに、この音像のせいで聞きたくなくなるって、僕は嫌なんです
ボリュームを下げてやればいい話ですけどね
![](https://i0.wp.com/www19.a8.net/0.gif?resize=1%2C1&ssl=1)
音圧がしっかりあり、聞き心地も良いものにするのが理想
これが出来たら最高ですよね?
めちゃくちゃ難しいですがw
これにするには、ぶっちゃけマキシマイザーだけでは無理です
マキシマイザーは最後の一押しで使う方が良いことが多いです
これにするには、RECの時点で最終的な音圧を考えなくてはいけません
さらにミックスで音像を作っていく
どういう処理をすればいいかを考えながら作業するのが、音圧を上げるには1番大事です
今、新しく出ているマキシマイザーは、音圧だけなら市販CDと変わらない音圧を簡単に出すことができます
ですが、なんか違う、こうじゃない、ってなっていきますw
音圧はRMSメーターでどれぐらい音圧が高いかを見る事が出来ます
ですが、このメーターは、あくまでもメーターでの値です
同じぐらいな値なのに、なんか音圧が低く感じるって事ないですか?
ここは録りの段階で、倍音がどれだけ含まれているかで感じ方が変わってきます
マイクやマイクプリ、コンプが生み出す倍音が良いと、音が大きく録れます
ボリュームが同じでも、音の大きさの違いはREC時からあるのです
こういった要素があるため、マキシマイザーだけでガツッと音圧を上げると、なんか違うってなっていきます
最初から音大きく録れていれば、マキシマイザーに頼り切らずに求める音圧に上げられるのです
音圧はそれほどは気にしないこと
確かに、音圧が高いと目立ちますし、インパクトもデカいです
音圧戦争なんてあったぐらいですから
音圧ばかり気にして、大事な何かを失っていくのはあまり良くありません
良い曲は、音圧が低かろうが聞かれます
デカい音は気持ちいいのはとてもよくわかる
ですが、ミックスやマスタリングでは、音がデカくなくても気持ちいい音を作るのが大事ではないのでしょうか?
僕はこういう考え方なので、ミックスやマスタリングは常にボリュームを固定しています
デカい音で作業すると、気持ちいいと勘違いしてしまうので
まぁ、50Hzぐらいの音を聞くのに、少し音量上げて聞こえやすくするって時もありますがw
スピーカーとの距離で、音の波が無くなってる状態に聞こえる時があるので、低ーいローを見る時はウロウロすることがあるw
よく使うマキシマイザー
あくまでも僕の好みですw
これが良い、悪いとは一概には言えないので悪しからずw
まずはみんな大好きWAVESのL3w
このバンドルに入っている無印のL3を僕はよく使いますね
なんやかんや1番使いやすくて、そこまでクセが無いので重宝してますw
ダイヤモンドバンドルにも入っているので、一気に揃えたい方はそっち買った方が得w
いまや激安なのでw
あとは、みんな大好きアイゾトープのヴィンテージリミッター
大体使うのはこの2つですね
マキシマイザーのクセでの音作りは僕はしません
音圧だけ上がってくれればいいので
OzoneはEQやコンプなんかもよく使います
あんまりガッツリとは掛けないですけどね
おわりに
マキシマイザーを最大限に生かすには、マキシマイザーを掛ける前のミックスが大事です
キチンと周波数整理が出来ていれば、使い方には迷いません
逆に、違和感が出てくる場合はミックスがダメなんだと思わせてくれます
ただ音圧を上げるのは簡単ですが、録りの要素から踏まえてやらないと、音源のクオリティは上がらないのが辛い所です
良いRECをするには、良い曲、アレンジが必要で、良いミックスをするなら、良いRECの素材が必要で、良いマスタリングをするなら、良いミックスの素材が必要なのです
どれかが欠けても何かしらに影響が出る
こんなにシビアな工程をやっていくのが音源制作です
音源が出来上がっていくのを携われるので楽しいですけどねw(辛い時の方が多ry)
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