アナログ出しのメリットとデメリット!ハマれば効果抜群!

こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

アナログ出しは、インターフェースのアウトからまたインに戻す、またはDAコンバーターからADコンバーターへ戻してDAWに録音する手法です

なんでわざわざこんなことをするのか?

アナログ機器を通すことにより、倍音を増やして太さを足したり、艶を出すためです

1番の目的はこれ

DAW内部での波形(データ)はDA出力されているため、再生される音は全くの別物です

アナログ出しをすることによるメリットとデメリットを書いていきます

アナログ出しメリット、音の質感がかなり変えられる

例えば、全てDAW内部で録音からミックスまでをしたとします

打ち込み音源ならほとんど問題なく仕上がると思います

問題なのが、生楽器が入って来る時

ここばかりはマイクの性能やマイクプリ、AD性能によって音が左右されます

プラグインのアンプシミュレーターを使っても、最初に録る音の質が悪いと何やっても良くはなりません

アナログモデリングのプラグインでも悪くはないのですが、最初の録った音の質の影響がかなり出ます

そうしたくない場合、ハードウェアの機材を新たに通して録音をやり直すのです

 

インターフェースのアウトから出したものを、マイクプリやEQ、コンプなんかを通してまたインに戻す

アナログ機器特有の音になって、デジタル臭さがかなり緩和されます

アナログ機材の倍音やらが付いてくるので音は太くなり、アナログ機器を通った音に質感をかなり変えられるのです

これはプラグインではまだ完全には出せないです

 

マスターレコーダーがあるなら、DA出力の音を直接取り込めるので、DAコンバーターの音で音源が作れます

要は、DAW内部バウンス(書き出し)をしなくていいので、劣化が最小限になります

録り込んである音(DAWの波形)とDA出力された音は別物です

アナログ機器を通った音はどんな音?

いつも聞いているCDの音ですw

レコーディングスタジオや、マスタリングスタジオでたんまりアナログ機器を通った音は、アナログ機器じゃないと作れません

 

僕の感覚的な話だと、アナログ機器を通すと余計な音が切れて、残った音の濃さがスゴイってイメージw

デジタルってすごいクリアなんですが、余計な音までも収録してしまっていて、音に締まりがないって聞こえ方なんです

要は薄さを感じる

良い言い方をすればソリッドな音

これが耳に痛い音を作るのですが、必要ならそれも味です

 

アナログ出しは、ある意味劣化した音です

ですが、これが心地よく聞こえる音になる

ソフト音源にもそこそこ有効

ソフトの音はデジタルですが、これをDAコンバートしてインターフェースのアウトからアナログとして取り出せます

ソフトシンセや、打ち込みドラムのステムミックス、ストリングス系など

ステレオで取りだすには、最低でも2chイン、4chアウトのインターフェースが必要です

モノラルなら1chインでもいいのですが、アウトは3ch以上必要です

3chアウトのインターフェースがあるのかわかりませんがw

アウト2ch分はスピーカーなどで埋まっていると思うので

 

プラグインでは出ない音の艶が出るのでおすすめ

元々の音が気に入ってる場合は、そのままで大丈夫

アナログ出しデメリット、それなりな機材じゃないと効果は薄い

金がかかるところですねこんちくしょう

アナログ出しで言うと、最初のアナログの部分はDA出力の信号です

DAコンバーターの質によって、音が変わっていきます

さらに通す機材の質にも左右されます

結果から言えば、一番最初に録った音(録り込まれた音)がかなり重要で、それなりなモノを通していかないと、音が劣化するだけなので音像がぼやけていきます

最後に受け取るAD性能が悪いと、元の音より悪くなる可能性があります

なんでもかんでもアナログ出しをすればいいってものでもないのです

 

僕はそこそこのインターフェースでなければ、アナログ出しはしない方がいいんじゃないかと思います

僕の場合、今のところですが、アナログ出しはミックスのみのご依頼で、必要と判断した時しかやりません

その際はGTQ2に通して、EQをアナログの領域で済ませてからまたDAWに録りこみます

NEVEの音が付くので、肉厚な音になります

NEVE系最高峰!AURORA AUDIO GTQ2レビュー!

 

それなりな機材が無ければ、DAW内部で完結の方が音の変化が最小限で済みます

ユニバーサルオーディオのアポロなんかは、UAD2との組み合わせで、ヴィンテージアナログ機器を通したような音にできますが、個人的にはAD性能がもう少し高かったらいいなって感じです

それでも質感はヴィンテージ機器のアナログっぽさに変わるので、恐ろしいですw

これは好みですね

使える音には出来る

アナログもデジタルも適材適所

どちらも良い所があり、欠点もあります

それをどう補っていくかが大事です

デジタルの音は基本固めな傾向なので、生楽器と混ぜると抜けやすいです

ただ浮きすぎることもあるので、生楽器の質感と合わすように処理できる腕と経験が必要です

アナログ出しを安く済ますにはどうする?

どうしてもアナログの音が欲しいんだけど、そんなに予算かけられんって人はアナログコンプだけを通すのがおすすめ

オーディオインターフェースのアウトはライン信号なので、コンプ通せます

定番はFMR AUDIOの1773コンプが安くて使えるコンプで有名ですね

もしかしたら僕、これが使われている素材をミックスしてるかもしれない…たぶんw

追記、導入しました。まぁ、値段なりって感じのコンプですw

レビューはこちらへどうぞ

ミックス、マスタリング、かけ録りもこなせる万能コンプ!RNC1773!【レビュー】

 

スーパーナイスモードってダサい名前のかかり方がありますw

ですが、アナログ出しの段階でガッツリコンプかけるのは様子を見ながらにしましょう

ただこれTS端子のみで、XLR端子がないのでそこは注意(要はアンバランス接続になります)

コンプは顕著に影響が出ます

おわりに

アナログだのデジタルだの、音ってめんどくさいですねw

でも変わるのも事実なので、またそれもめんどくさいw

まぁこの音作りが楽しいんですけどね

 

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にっしー@REC.MIXエンジニア

2 件のコメント

  • 金がかかるところですねこんちくしょう、とか
    ダサいとかある意味、味があって楽しく読める記事でした。笑
    文章も音も少し雑味があった方が楽しいと言うことですね。

    • コメントありがとうございます!!

      そう言ってもらえると、書いたかいがあって嬉しいです!
      人とは不思議なもので、キレイすぎるものはなぜか惹かれないんですよね笑

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