レコーディング、ミックスにおける生音と打ち込み音源の違いは何か?

よく聞く(?)ことだと思います

「打ち込み音源はキレイすぎてリアルさが無い。生音の方が良い」

「生音はショボく聞こえるから、打ち込みの方がクオリティ高い」

こんな感じな意見をちらほら耳にします

僕率直な意見としては、どっちも使えばいいじゃない。ですw

なぜこんな食い違いが起こるのか?

生音と打ち込みの違いを、僕なりの解釈で説明したいと思います

生音はショボい?

たぶんですが、この意見はまともなレコーディング経験が無い人が言ってることだと僕は思います

DTMのみだけだと、ドラムのレコーディングなんかできないですしね

少し頑張って8chのオーディオインターフェース使って、ドラムレコーディングしたとしてもまともな音にならず、それでやっぱ打ち込みの方が良いって感じになるのかなと

というか、いきなりドラムレコーディング完璧にできたらエンジニアはいりませんw

マイキングは技術です

どんなプロでも素材が悪いとさすがに限界があるw

 

ぶっちゃけた話、きちんとした環境(マイク、マイクプリ、AD、部屋の鳴り、マイキングなどがきちんとしている場所)で音録れるなら、生音の方が音はいいです

打ち込み音源と比べると、やっぱりリアルさは適いません

倍音の付き方、音の存在感、空気感、演奏の質感、ノリの良さ

やっぱりこっちが圧倒的に上です

ただ、だから何?っていうのがリスナーですw

これキックが打ち込みに差し変わってるからもう聞きたくないなんて一般リスナーは99%いませんw

 

結構厳しめなこと言えば、ある程度まともな機材使わないと生音はずっとショボいままです

インターフェース直でギターとかライン録音しても、そのインターフェースがショボかったらいくらプラグイン使おうが解決しません

そのせいでプラグイン使いまくって余計に音悪くする悪循環にハマってしまいます

逆を言えば、機材の問題さえクリアすれば恐らく感動しますw

お金かかりますけどねwここが一番のネックですw

打ち込みはキレイすぎる?

確かにドラム音源で言えば、トップマイクには絶対入る被りの音入って無いものもあるし、アンビに至っては嘘くさいものもあります(ちなみに、僕はAD2使っている場合はアンビエンスは絶対切ってもらってます)

逆に言えばキレイだから分離感出やすいし、使いやすい

でもこれが安っぽさというか、機械的な音になる原因だったりもする

音の違いとしては、打ち込み音源ってデフォルトでもうかなり音が作りこまれている状態でプリセットがあるんです

そのソフトを作る際に、いろんなマイクとか機材使って、それをシミュレートして、プログラミングを施し、商品として世に出ているのです

ここはまだデジタルの宿命ですが、どうしても倍音の付き方に限界がある

生音でもマイクの性能で倍音の付き方は依存しますが、ここがどこか生音と違う

 

作りこまれてると同時に音もかなりデカめになっているので、音が良いと思ってしまうのです

人間の耳は、音デカい方がいいと思う勘違いが起こるほど割と適当なのです

耳の良さなんてエンジニアだろうが、一般人であろうがそこまで大差ありません

ただ聞き分ける能力を鍛えているだけです

 

生音、打ち込み、どっちも使う理由

今はほとんどが、この手法です

例えばマイクで生音キックを録ろうとすると、どうしてもショボく聞こえます

完全に録るなら、オンマイク、オフマイク、さらにサブキックを足してやらないと存在感が出にくいのです

低音を主にする楽器ですが、50hz以下の周波数はサブキックで補わないと、はっきりした低音が録れません

オフマイクで録れば50hz以下の周波数も録れるんですが、ただ膨らんでる邪魔な低音なんです

オフマイクは60hz~80hz辺りを「主」として録るマイクです

ここにピークがあることが多いので、その下は邪魔するだけなのでカットします

50hz以下の周波数を主として録るなら、サブキックがあった方が良いキックの音になります

サブキック自体が50hz以下の周波数をしっかり録る目的なマイクなので

マイクの役割がわかっていれば、無駄なEQもしなくていいので音も生感がとても出ます

 

打ち込みはこういうのを想定して作られているので、単品でも音が良いのです(音がデカいってのもあるけどw)

僕はキックの音で、マイク1本のみのトラックで、しかもオンマイクのみだけみたいな状態なものの場合、低音が足りないと思ったらEQでブーストするんではなく、打ち込み音源を重ねて音を作ります

50hz以下の音もしっかり出ているので、無理矢理EQで足すよかはこっちの手法の方が良いと思ったからです

音像が崩れにくいのがいい

差し替えではなく、音作りのためにこんなことをよくやってます

まぁやる必要があるのかは相手様と曲次第ですけどねw

打ち込み音源は楽器の特性、マイクの特性などをしっかり理解して初めてまともに扱うことができます

これはドラムだけでなく、なんでもそう

ベースもストリングスもピアノも

シンセは少し特殊ですがw

 

別によく知らなくても扱うことはできますが、こういう事を知っている状態でミックスをやるとクオリティが変わってきます

僕も昔はストリングスとかピアノなんて音出ればいいや、あとでミックスでどうにでもなるって感じで曲作ってましたが、このままだと一生音作れねーと迷走していましたw

今は楽器の特性を勉強してミックスの時に役立っているので、これは無駄ではなかったなと思いますw

 

どっちも使う理由としては、どっちも使えば音作りの幅が広がるからって理由かな

音が悪い場合でも、打ち込み使えば多少は質の底上げできるし、何より便利です

打ち込みだけだとキレイになりすぎる場合は生音混ぜてやればいいし、打ち込みだけの場合は汚し方を色々試してみればいい

珍しい楽器の場合、生音なんて中々録れない場合が多いので、BUSにプリで送ってリバーブとコンプガッツリかけて薄っすら混ぜるみたいな疑似アンビ足してみるみたいな

合うかはやってみなきゃわかりませんがw

生音は打ち込みの音と処理が全然違うってのも理解しなくてはいけません

おわりに

生音も打ち込みも上手く使いこなせば、曲のクオリティを上げることができます

どうしても生音は機材の影響を受けるんですが、ショボい音でも薄っすら打ち込みに混ぜてやるといい感じに汚れて打ち込み臭さが無くなったりするので、キレイすぎると思った場合試してみてください

適材適所を考えるのが、どっちも上手く使えるようになるコツです

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