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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
やっと僕の欲しかったマイクが手に入り、こうしてレビューが書けますw
結論から言えば、もう間違いはないマイクです
もう後はマジで好みの問題
ノイマンでもブラウナーでもここからはもうほんとに好み
どんなマイクも何かしら欠点はあるものですが、AT5040、バランスが素晴らしい
クセが無いようで、オーディオテクニカのクセは少しあるって感じですね
僕はオーディオテクニカのマイク好きなのでこれなのですw
ではレビューしていきます
レンジが広く、はっきりした音像
高級マイクって大体はこんな感じなんですが、AT5040は、これに加えて、低音の立ち上がりが速い印象があります
ダブついていなくて、ピシッとした音像です
ローは録れているけど、あんまりはっきりしないなんてことがないです
これの何がいいかって、存在感の調整が非常にやりやすい
低音ってはっきりしていないと、EQを過剰にかけないと反応が鈍いみたいなことが起こるんですが、少しのEQできちんと反応します
ここの低音の扱いで微妙に前出したり、後ろ引っ込めたりが非常にやりやすい
カットすれば、輪郭がはっきりしてきますし、少しブーストすれば、ドシッと存在感はあるけど、少し後ろにいるみたいな音像のコントロールが上手くなったように感じますw
きちんと全帯域があって、なおかつフラットな聞こえ方で、僕はもう好きな音ですw
ボーカルとアコースティック系には特に合う
ボーカルは、艶がすごく出ます
いい意味で、実際の声こんなだっけ?と錯覚するような艶やかな感じになります
このマイクを試すために、まず最初に僕自身が試したのですが、僕の声(ゴミボ)が何とも言えない、いい音質になったのはホントにびっくりしました
喉で歌っているような、少し締め付けられたような声でも、キレイに伸びる
がなり声特有の、耳に痛くなるようなピークあるものでも、全然聞けちゃう音質になります
ちゃんと味として残せる
これは10万円クラスのマイクでは味わえなかった音です
まだまだ上に余裕がある感じがして、どんな声質でもよく録ってくれるマイクだなって思います
男性女性どちらでも全く問題ないと思います
マイキングとかはしっかりやった上での話ねw
アコギとか、ピアノとかはまだこの記事書いているときは試してないんですが、空間が見える音になりそうですね
追記、アコギヤバい。これ1本で十分聞ける音になるw
アコギの低音ってこんなにも気持ちいいのかってとにかくヤバいw
いいマイクって、いわゆるその場で聞いているかのようなあの現象が起こるんですが、このマイクも例にもれず、そうなると思います
実際ボーカル録っていたとき、後ろに空間があるかのような広さがありました
まとわりつくような、何とも言えない空気感が録れる
ここまでくると、もうあと何を求めることができるのかって感じですね
マイクプリなどのクセはつけやすい
さっきEQが少しではっきりかかる的なこと書きましたが、アナログ機器通した時も同様です
録る時に試したマイクプリが、オーロラオーディオのGTQ2だったんですが、質感がすごい出る
倍音の出方というか、どこの帯域が変わったのかみたいな変化がすごいわかる音です
この部分はトランスだったり、真空管とかの音が絡んでくるのですが、AT5040で録ったものだと、それがしっかり録れていてマイクプリの性能をフルに使えてるって音で、リッチな気分になりますw
GTQ2通すと、高域の艶が超絶気持ちいい音になります
歯擦音ですら抑えるのもったいないと思うくらい(抑えるけどw)
低中域もドシッとしていて安定感がある
GTQ2のクセがまさに出たような色がつきましたね
他だと、とりあえず僕使っているプリズムサウンドのタイタンの内蔵マイクプリで録ってみたら、ほんとに解像度が保たれたままメッチャフラットな音になりました
クリアでどこも聞き苦しくない、透明な音です
これはナレーション録音とかで本領発揮するかなと思います
クセがある機材だと、そのクセを最大限に生かし、クセが無いものは、徹底的に雑味がなくなるマイクだなと僕は思いました
2021年現在、GTQ2はまだ入荷の予定が立っていないそうなのが残念…というかもう無理でしょう…
レビューは書いてあるので、興味あればご覧くださいw
NEVE系最高峰!AURORA AUDIO GTQ2レビュー!
オーディオテクニカの技術が詰まった音
このマイクはオーディオテクニカ独自の技術で作られているマイクなので、どことなくオーディオテクニカの音になります
よくヴィンテージのコピーで作ってるマイクとかもいっぱいあるわけですが、その音色を求めているのであれば、このマイクはおすすめしません
どこの音色にも被らない、いい音を求めているならこれはもうハマりますw
技術的なことはあまりわかりませんが、ダイヤフラムが他と比べてデカいってことは、音像もデカくなるよねってことはわかります
モノラルで録っているのに、なぜかステレオ感がある、でもモノラル
ダイヤフラムってデカくすると、マイク自体もでかくなって重くなりすぎるってのが欠点だったんですが、それを解消した技術があります
この技術の詳細は動画をご覧くださいw
付属品
ショックマウント、変換ネジ、ケース
以上w
ショックマウントは、マイクをグッと入れ込むとパチっとハマりこむので、そのあとロックをかけてやる感じです
ここもC型にしてスリットを入れることで共振を防ぐ的な技術的な話がありますw
ケースはすごい頑丈な作りになっているので、持ち運びも安心です(かと言ってむやみに衝撃加えないようにw)
お値段
約30万円。300000円。
ノイマンのU87とほぼ同じですね
U87値上がりして40万ちょいになりました
なのでAT5040のコスパが上がった気がします
U87はショックマウントが別売りなので少しだけ高い
僕的にはこれ30万でいいんだ?って感じのクオリティに聞こえますがw
まぁ、全然クソ高いですけどね!!!!(血涙)
おわりに
AT5040、素晴らしいマイクです
やっぱオーディオテクニカのマイクは僕好きですねw
昔AT4060も買おうか悩んでましたが、少し頑張ってこれにしてよかったです
全然ほしいですけどねw
40シリーズ全部ペアで欲しいですw
言うか迷いましたが、言いましょう
ノイマンのU87と悩んでるなら、僕はこっち推します
好みもありますし、リセールも考えるってなるとアレですが、AT5040の方がマイクとしてのクオリティは高いと個人的に思います
安心感としてはU87ですが、ずっと使われているものを今更持ってもなんだかなって
どっちも使えるならどっちも使うのが1番ですけどねw
いつも大変参考になります。
実はU87と迷っています。
僕は低音の少ない声質なので(年々細くなってきてるのも相まって)声のEQが楽なのがいいと思い、ほぼ素で行けそうなU87貯金を初めてました。一方で気になっていたのがAT5040でした。個人的にショックマウント別売りのU87と比べたらAT5040は圧倒的コスパを感じています。日本のレビューは本当に少ないので大変有難いです。そしてこのレビューでまた心がAT5040に傾きました。もし、可能であればU87とAT5040でボーカルの比較音声とか出して頂けたら飛び跳ねます。(オンマイクの比較も気になります。。)あくまで小言です。
あとボーカルでなくてもいいのでこの2機種にGTQ2を通した比較も聞いてみたいです。実はGTQCも夢見ててオーロラオーディオのメーリングリストに登録しました。
コメントありがとうございます!
U87は個人所有していないので音声比較はちょっと難しいです…申し訳ありません…
あくまでも僕個人の意見なので何とも言えないのですが、低音の音質はAT5040の方がU87よりは解像度が高いです
低音が濁らないというか、ピシッとしているというか
極端すぎるとアレですが、多少近すぎたオンマイクなら、近接効果での低音の増え方は自然な感じでこれもありかなと思える感じです
オフマイクではまだ使ってないので、ちょっとお答えができないです…
U87は独特なコンプ感?みたいのが特徴的ですね
現行のU87aiはほんの少しハイが上がってるかなというのもありますね
どっちも音質は全然いいですが、U87とAT5040はキャラクターが全然違うので、可能であれば実際に聞きに行ったり、デモ機を取り寄せたりしてご自身の耳で納得された方を選んだ方が後悔はしないと思います(僕はそうしました)
もし購入を考えているのであれば安い買い物ではないと思うので、あくまでご参考程度に!
ありがとうございます。過度な期待をしてすみませんでしたm(_ _)m。おっしゃる通り自分の声で試してみるべきです。ただいつも参考にしてるブログからAT5040とU87をピンポイントで比較されてる記事だったので少し興奮し過ぎました。
後でまた色々検索したら海外のAT5040とU87の撮り比べ動画を見つけました。キャラクターの違いはにっしーさんのレビュー通りに感じられてなるほどでした。
今すぐ買えるものでもないのでいずれ自分の声で試してみようと思います。
よく比較されるものなのでこんな記事書いたところもありますねw
実際どっちがいいとかは好みなので
僕の好みとしてはAT5040だっただけなので、気に入った方を選べば問題はないです
どっちも高級マイクなので変な音にはなりませんから