レコーディングを円滑に進めるために事前準備はとても大事です
これからレコーディングする人は参考程度に読んでください
準備がいいバンド、演者はエンジニア側としてとても気持ちよくお仕事できます
録る前に打ち合わせをする
こと細かくどう録りたいかを伝えましょう
あのアーティストみたいな音にしたいって感じでも構いません
その参考音源があると一番ベストです
録りの時間、曲名、曲数、テンポ、ドラムのタム数、などを事前に伝えてくれればそれに合わせて進行ができます
練習は徹底的に煮詰めておく
まず、これができてないと時間とお金の無駄です
1曲を目をつぶってもミスなく弾き通せるぐらいが理想
録り始めて「あれ、そこそんなフレーズだっけ?」ってなるのはまだレコーディングする段階ではありません
しっかりバンドで共有しましょう
あとキチンとクリックを聞いて練習をしましょう
クリックに合わせるとノリが出ないって言うのはキツイこと言うとただの練習不足です
よく少しのズレがグルーブを生むって言いますがあれはクリックに1/100秒ズレてるみたいなものです
半拍もズレたらただのズレです
普段からクリックを聞いて練習している人とそうでない人の差がレコーディングで浮き彫りになります
まずは修正ありきで考えないでください
修正をすればするほどノリはなくなっていきます。なんとかするのがエンジニアの仕事ですが限界はあります
用意するもの
ガイド音源
譜面
歌詞カード
やる気w
まず、ガイド音源はドラマーがレコーディングする際に使うものです
ガイド音源なのでリズムはきっちりあわせましょう
ギターのみとか、ドラムだけ抜いたマイナスワンのモノだったり普段ドラマーが何を主に聞いてリズムを取っているかで決めればいいと思います
これは打ち込みでも構いません。ただmidiではなく、オーディオファイルに変換します
自分たちでガイド音源作れない場合、レコーディング当日、その場で作ります。その際も料金は発生するので事前に用意できるのが1番ベストです
ガイド音源の渡し方ですが、時間あれば事前にデータをネットで送付します
気を付けるのはフォーマットと頭出しをすることです
フォーマットはオーディオ、WAVで16bit44.1khzであれば何も問題ありません
本番レコーディングはもっとハイサンプリングレートで録るのでガイド音源はCD規格の16bit44.1khzでオッケーです
送付できない場合、USBメモリや、外付けHDDで持参してもらえるといいです
最悪CDでもいいんですが読み込みできなかったりするトラブルがあるのでUSBメモリや、外付けHDD推奨します
頭出しは言葉の通り、頭から書き出すことです
DAWであれば1小節目から最後まで
タイミングがズレるのを防止するために頭出しをします
譜面ですが、楽譜書けないのであれば無理にとは言いませんが、あると演者とエンジニアの意思疎通ができるので無駄が無くなります
譜面で確認したいのは小節数です
例えばですが、譜面があると48小節目からパンチインで録りなおしたいって言われた際にすぐにそこに合わせられるのでとてもスムーズです
譜面が無いと、Aメロの~~のフレーズから録りなおしたいと言われてもエンジニアにとっては初めて聞く曲なので、どこだっけ?となります
これだとやっぱり進行が遅くなります
何回も聞いていれば覚えてきますが、やっぱり時間勿体ないです
簡単なコード譜に小節数が書いてあるもので構いませんので用意できる場合は用意した方がいいです
歌詞カードはボーカル録りの時に必要です
歌い間違いがないかや、発音の聞き取りやすさ、などを確認できます
歌詞は頭に入っているから使わないと言わず、エンジニアのために用意してあげてください
曲のキーと歌メロの音程は把握しておく
曲のキーの調べ方は色々あるので割愛しますが、キーがわからないと使える音がわからなくなります
あえてここは不協和音を使うみたいな場合、事前に伝えておきましょう
歌メロの音程は徹底的に把握しましょう
そしてそれを譜面に起こします
最悪ドレミなどでも構いませんのでどこかにメモを残して練習してください
楽器ない場合、ピアノのアプリなどで音程を確認しつつやるといいです
よくあるのが全音なのか半音なのかわからない音程で歌った時にキー的に音は外れてないけどどっち?ってなる場合
譜面あればすぐに判断できます
ピッチ補正する際にこういう情報があると作業がとてもしやすいです
良い音源にしたいのはお互い同じ
準備がきちっと出来るだけで無駄が無くなり、音を録る、確認するための時間が増えるので結果、クオリティーにも繋がっていきます
録る前にわからないことあれば徹底的に聞きましょう
レコーディングは思っている以上に時間がかかります
ミックスも含めると尚更です
やっぱり少ない時間で最大限のクオリティーを求めてしまいますが、そのためには準備と練習が大事です
とりあえずはクリックと親友になりましょうw
クリックを聞きすぎると幻聴が聞こえることがありますが気にしないメンタルを持つんだw(経験談)

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