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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア
これは多少手間がかかりますが、trigger2みたいな差し替えツールが無くても意地で差し替える人向けですw
まあ元々はこの手法だったんですけどね
差し替えるにあたってなのですが、これはオーディオデータからのやり方です
いえばオーディオデータからMIDIを検出するもの
では書いていきます
オーディオエディターを開く
これはキックを差し替える前提で書いていきます
まずは、差し替えるキックのオーディオデータのエディターを開きます
vari audioとかaudio warpとかあるあの項目です
その中にヒットポイントと言う項目があると思います
その項目を出したら、スレッショルドレベルがあります
そのスレッショルドレベルを弄って、キックのピークだけに触るように設定していきます
触っている所はラインが出ます
このラインがキックにだけ触るように微調整していきます
なので、被りがあまりにもありすぎて、スネアのピークの方が大きかったりすると、とてもめんどくさいことになるので注意です
これはtrigger2とか使う時も同じだけどね
バーッと全体を見ていって全部触ってる感じになったら、次はインテンシティを弄っていきます
これは簡単に言えば音の強さの調整です
MIDIにした時のベロシティの強さの検出レベルって言えばわかりやすいかな
ある程度は強弱を残したままMIDIに差し替えられますが、個人的にどうせちまちまやることになるので、ここはザックリでしかやってないですけどねw
スネアとかだとゴーストノートも検出できますが、まあ大抵うまくいかないことが多いですw
ここは地道にやりましょうw
MIDIに変換する
そうしたら、MIDIノートを作成を選んでMIDIトラックを作ります
選べば勝手にトラックができます
そうするとキックが鳴っている所だけMIDIが出来上がっていると思います
本来キックがある所に無いってこともありますが、ここは手作業の部分
これで下準備は完了です
細かい所は後々で直していきます
というか、そうせざるを得なくなりますw
差し替える音源を立ち上げる
cubaseならインストゥルメントトラックですね
市販音源を何かしら持っているならそれでもオッケー
割と音色は自由に選べるのがこの方法の良い所ですね
cubaseはハリオンソニックやらグルーブエージェントなどがあるので、それらを選びましょう
その音源のキックのサンプルの音色を決めていきます
決まったらインストゥルメントトラックにMIDIデータをドラッグ&ドロップして貼り付けます
これで差し替えは完了です
MIDIはどんな音源でも規格が一緒なので、便利ですね
キックの音にしたのに他の音が鳴るって場合は、MIDIトラックのピッチを上げて行ったり、下げれば音が探せます
言ってしまえば、キックが鳴るタイミングで他の音が鳴らせるというわけです
これゆえにトリガー(引き金)なんて名前が付いたんでしょう
僕はキックのローが足りないと思ったら、ローが強めに出ている音源を重ねたりします
EQだとこの自然なローは出せません
ここはアイディアしだいで色んな事が出来ます
他のパーツの音色の相性に注意
差し替えると当たり前ですが、その差し替えた音源の音になります
音源の音を100%使ってしまうと、モノによっては被りが完全に消えることになります
キックの被りはスネアにもトップマイクにも入っています
その被りの音が差し替えた音と違いすぎると違和感が出て来てしまいます
全て差し替えるなら話は別ですがw
おすすめは音源70%、元の音30%ぐらいで使うのがいいと思います
ケースバイケースですが、キックの被りもある程度消せて、元の生感もある程度残り、叩きムラもなくなる感じです
差し替えるときは他のパーツ(スネアやタム)の音色にある程度合わせると、ドラム全体のキット感は殺さずに差し替えることができます
ここは経験ですね
色々試して使える技を身に着けていきましょう
細かい所は手作業ですw
細かく仕上げていくのは手作業です
微妙に叩きムラが残っている場合は、地道にベロシティをちまちま弄ります
キックは一定に鳴っていてほしいので、ベロシティは全て同じ値にしてもそれほど違和感は出ません
むしろ粒も揃うのでコンプいらなくなったりするw
どうするかは曲によって判断ですね
この作業を一瞬で行うのが差し替えツールですw
とても便利w
まあ差し替えツールあるならそっちの方が時間短縮できるし、音源自体もあるしでとっても便利w
専用ツールなら、オーディオデータをオーディオデータで差し替えることもできます
自分でサンプルを録っておいて、それに差し替えることが可能
サンプラー使えばできますが、これ一つで出来るのがいいw
とっても便利すぎて依存しそうになるw
でも違和感なく仕上げるのはやはり技術と経験が必要で、これ使えばどうにでもなるってこともないので、最初の素材によって出来上がりのクオリティは変わってきます
道具に依存しすぎてはいけません(戒め)
おわりに
手間かければそれなりに差し替えは可能です
トップマイクは中々厳しいですが根性出せば出来る(僕はお断りします真顔)
僕は時間がかかりすぎるのは仕事にならないのでツール使いますが、専用ツールが無くても差し替えはできます
参考になれば幸いです
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