お手軽1176系コンプ!CLA-76!【WAVES】

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こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

お手軽系とは書いていますが、使い方わかると普通に使いやすくていいコンプです

CLAは巨匠、クリスロードアルジさんの事ですw

グリーンデイとか、ワンオク(35xxxv)のミックスの人です

まぁ、すごい人ですw

 

このコンプ、プラグインにしては比較的わかりやすいかかり方をします

よく言えば使いやすい、悪く言えば味が濃ゆい、そんなコンプです

インプットゲイン上げるとリダクションがかかる的な話は他を参考にしてください(他力本願w)

 

では、書いていきます

アタックは76系だけあって速い

これは、他の76系コンプにもれず、速いです

スネアとか、ボーカルとか、パーカッション系とかに僕はよく使うことが多いです

76系コンプは、時計回りにノブを回すと最速になっていきます(他の76系プラグインでもそうなのかはしっかり調べましょう、もしくは耳で判断)

スネアとかにはとりあえず差して、ダイナミクスを整えるみたいな使い方が多い

 

スネアは、ピークが特に飛び出るので、速いコンプでアタック潰さないとすぐにマスタートラックがクリップする原因になります

このコンプの音色もガッツリつくのでここだけ注意です

なんていうか、「これが76の音だろ?そうだろ?」って主張激しい感じですw

これゆえにわかりやすいってのもありますが、合わないなら使わないこともありますw

 

ミックスの場合、アタックだけ潰して、慣らすって感じで使うのが僕のやり方になります

 

余談ですが、スネアに至っては、こんだけアタックが速く潰せるコンプにもかかわらず、それでもまだ突き抜けてくる場合があります

76コンプでアタック最速にすると確かにピークは潰せるけど、潰れすぎておそらく狙った音にはならないので、リミッターでアウトプットを下げてやった方がいい場合もあります

リリースは遅い

結構遅めに調整されてる感じがします

最速でも針の振れ方は割と緩い

なのに変に使うとポンピングは起きる

 

でもこのリリースのおかげで、色んな楽器にさせるメリットもありますね

単純に音が太くなります

プラグイン自体のクセはあるけどw

慣らすって目的ならば最速でも全然いいと思います

 

76系っていうかFET系のコンプは万能なので、使い方とコンプの特性、その音色を理解できれば非常に使いやすいです

レシオは、1点除いてそこまで違いが出ない

4,8,12,20、これとALL(レシオ全押)が選べるんですが、なぜか4~20はどれ選んでもそこまでギチギチにならない印象があります

変わるっちゃ変わるんですが、ここのコンプ臭さみたいのはそんなに変わらないんですよね

 

僕はこのコンプのレシオは4:1とALL以外あんまり使いません

アタックの調整と少しのアナログ感の調整ぐらいでしかかけないことが多いから

 

単純にアタックとかリリースの感じはわかりやすいので、コンプがわからんって人でもサクッと感覚で音は作れるのでおすすめはできます

 

個人的にこのコンプのおすすめはALLで使う時です

音作りでこれ使うならALLでやることが多いです

 

このコンプの特徴で、ALLにすると、リリースがめちゃくちゃ速くなります

レシオ全押なので歪むんですが、インプットゲインの調整と、リリースの設定で、良い感じのアナログ感が出ます

 

ただ、原音じゃなくて、パラレルでかけていくのをおすすめします

スネアにかけた時の音は僕大好きですw

スカーン!!と抜けてくる音が簡単に作れます

さっき余談で書いたリミッター使うやり方は必須になりますが、存在感が出るので気持ちいいスネアになりますよ

そこから、原音とパラったやつをBUSに送って、また軽めに(レシオ4:1、アタック遅く、リリース最速か、気持ち速め、リダクションー2dBくらい)このコンプかけてやると、だいぶ太いスネアになります

ロック系なんかには合いますが、そこは耳で判断しましょう

メーターは見ましょう

どんなコンプでもそうですがw

ゲインリダクションはもちろんですが、インプットとアウトプットゲインの入出力もきちんと確認しながら作業しましょう

最終的に出音が良ければOKですが、メーターそれなりに振れてないと、音細いままです

ここの調整をしないでいると、ピークメーターは、それなりに出ているのに、なんか薄い、逆にインプット振り切るような動きだと、好ましい歪み感にならないことになっていきます

これはジャンルによって変わってくるので、とりあえずー6dBくらいまで振らせて微調整をしていくのがいいと思います

 

ちなみに、どんなプラグインでもこれは基本

どのプラグインも意図しない限りは、適正にレベルを合わせながらやるのが、そのプラグインの本領を発揮させます

ブルーバージョンも同じ傾向だけど、正直どっちでもいいw

ここは好みの問題ですw

僕はブルーをいちいち選ぶのがめんどくさいブラックの方が何となく好きだから使っているだけです

いやブルーの方がどうのこうのあると思うんですが、それに悩むなら僕は他を使いますw

だってどっちも結局は76系のモデリングだもんw

 

このコンプで合わないなって思ったら、もうそれ必要なのは76系コンプではないと思います

プラグインのいい所は、すぐに違うコンプの処理ができる所なので、これを使わない手はないw

味付けは濃いので使いすぎ注意

シグネチャーなので、結構派手にかかります

そうしないとユーザーは買ってくれないのでw

全部が全部そうではないけど

 

なんにも考えないで使ってもそれなりに音は整うので便利なのですが、(そんな感じで調整されてる感がある)本来の楽器のキャラクターとか、ニュアンスもこの味付けに負けることもあるので、よく聞きながら使いましょう

 

さっきも書いたパラレルでいい塩梅になるようにちょっとずつ足していく感じですね

 

料理で例えて言えば、味見しないでいきなりデスソースぶっかけるようなもんです

普通のタバスコだと思ったら、実はデスソースでしたみたいな

この例えは通じないのは重々承知だが、伝わってくれこの感じ(願望)

おわりに

CLAのシグネチャーはどれもいい音になるんですが、全部が全部これに頼りすぎると自分自身はおろか、その曲の個性が無くなっていくので注意が必要です

音良いけどつまんないよねってなります(リスナーにとっては関係ないけど)

 

頼りすぎるとミックスの本質を忘れてしまいます

CLAの音を目指してミックスするわけではないので、自分を感性を持つのも大事です

これだけでミックス終わるなら、もうレコーディングスタジオもエンジニアもいらないってなるので

 

適材適所を大切に

 
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