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スネアのマイキングはいかに鳴りを録るかが重要です
まず第一にドラマーがいい音で叩いてくれないと、中々厳しい状況になっていきます
キレのある音を叩きましょう
使うマイクは定番のSM57を2本、トップとボトムに立てる想定で書いていきます
スネアのトップのマイキング
スネアのトップマイクは、主にアタックと胴鳴りを録っていきます
ここで考えるのはアタックと胴鳴り、どちらを主に録りたいかを決めて行きます
これはスネアとマイクの距離と角度でコントロールします
リムを基準にして、リムの中までマイクを入れるか外に出すか?
あとは面に対しての高さを調整します
リムの中まで入れると胴鳴りが良く入ってきます。あまり入れすぎるとドラマーの邪魔になるので、リムから1センチ~3センチの範囲で調整します
このマイキングだとスネアのキャラクターが良く出ます。だけども近接効果により低音が膨らむので少しアタックが濁ります
逆にリムの外側に出すと、アタックとリムの響きがよく入ってきます
離しすぎるとかぶりが増えてきます
このマイキングだとアタッキーな音になりますが、人によっては薄く感じるかも
どんなスネアサウンドが欲しいかを考えましょう
スネアのトップの音の狙い方
狙い方ですが、打点から音の流れに沿って真っすぐに狙います
スネアは打点からやや広がって音が流れることが多いので、そのエネルギーに対して真っすぐに
これ初めはなんのこっちゃ?ってなりますがマイクがSM57だと指向性狭いから結構わかりやすいはず・・・
流れに対して録れてないと、かなり芯のない薄い音になります
近くで立ててるのに遠い感じみたいな
スネアはオープンリムショットがあるので、打点が2か所になることがあります
面の音とリムの音が一番よく交わる部分に立てないと音が偏ります
面の音に比べて、リムの音は立ち上がりが速く、横に真っすぐ流れるのでこれを考慮します
マイクの角度を変えてやって、交わっている部分を探します
スネアは結構マイキングで音変わるので、色々試していくと音の交わり方みたいのがわかってきます
これはスネアだけでなく、色々応用できるので身に付けておいて損はないです
スネアのボトムのマイキング
ボトムのマイキングは主にスナッピーの響きを録るものです
パシン!って感じや、ジャリ!っとした音
スネアのトップマイクと混ぜてやって、よりスネアらしい音を作るために録ります
これはあくまでスネアのトップマイクの補助になります
上と下でエネルギーの流れが逆です。100%位相がずれるので位相反転を行いましょう
スネアのボトムの音の狙い方
スネアのトップマイクに合わせてスナッピーを狙います
打点に対してトップと同じ距離で立てます
これも位相を合わせるためですね
ボトムはリムに入れる入れないなどはそこまで気にしなくても大丈夫
なんなら打点の真下から狙ってもOK。シェル鳴りがさらに入ります
その音が必要であればだけどw
理屈的には一番いい位置なんだけどね真下って
音のエネルギーが一番集まってるわけですから
スナッピー自体は横に真っすぐ音流れますけどね
かぶりの対策
スネア録ると必ずと言っていいほど、ハイハットがかぶってきます
出来る限り入れない様にするためには
1、音量バランスよくドラムをたたく(1番重要)
2、ハイハットとスネアの位置を近づけすぎない
3、スネアのエネルギーの流れと、ハイハットのエネルギーの流れの交わらない場所にマイクを立てる(ハイハットの芯の部分を外す)
4、かぶり対策ツールを使う
1番手っ取り早いのは4の対策ツールですw
ハイハットのスタンドに毛布かけて吸音したり、スネアマイクにリフレクションフィルター使ったりもします
1と3は一朝一夕では無理ですw
何よりもレコーディングにおけるドラムは出音が命です
ほぼ出音で決まる、と言っても過言ではないです
元が悪いとマイキングどころではありません
練習あるのみですね
番外編、3本目のマイク
これ滅多にやらないですが、シェルを直接横から狙います
胴鳴りに特化したマイキングです
これをおもいっきりコンプで潰してうっすら混ぜると、胴鳴りがしっかり残るのでスネアの存在感がより出ます
ただ悪目立ちすることが多いのでチャンネルが余っていれば録ってみる、ぐらいでやりましょう
アナログ領域での音作りなため、プラグインでは作れない音が作れるので、後から音源足す方法とはまた違う音になります
ミックスで音足すのはこれをDAWで疑似的に作っているということ
まずは基本に忠実に録るのが1番大事!
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