超重要!!キック(バスドラム)のミックス!

こんにちは。REC.MIXエンジニアのにっしーです。にっしー@REC.MIXエンジニア

 

極めて重要なキックの音

ジャンルにより音色が全く違います

処理の一例を書きますが、数字は基本無視でいいです

なぜなら素材によって全く変わるから。便宜上のモノ

自分の耳で判断することが大事

僕は基本的に全部の音鳴らしながらミックスしてます

単品処理のやり方を書きますが、慣れてきたらベースを一緒に鳴らしながらやると低音感の出し方がわかってきます

生音寄りの話ですが、打ち込みでも考え方は一緒

オンマイクとオフマイク2本の処理を書いていきます

EQやらコンプをする前に・・・

まずは下処理をしましょう

2本の位相をある程度合わせます

基本はオンマイクに合わせます

波形を拡大していって見てみると、微妙にずれているのがわかるかと思います

このずれをオンマイクに合うように波形をずらしていきます

動かすのはオフマイクの波形です

完璧に合わすのは物理的に無理なので、ある程度揃えて音がピシッとしてくる場所を探しましょう

もちろん素の状態が良い音であれば無理に合わす必要もないです

かぶりの処理

キックはスネアのスナッピーの音とフロアタムの音がよくかぶってきます

これを除去していきます

ジャンルによっては残すこともありますが、キックはしっかり鳴ってほしいので余計な音は入れたくないのです

やり方は

・手作業でカットする

・ゲート、エキスパンダーを使う

だいたいやるのはこの2つです

手作業は文字通り鳴っていない部分を手動でカットしていきます

注意なのが、余韻までも切らないこと

あえてバツッとした音にするならアリですが、フェード書くのを忘れずに

ゲート、エキスパンダーはコンプの1種です

ゲートとエキスパンダーは大きい音はそのままに、小さい音はカットします

用はキックの音だけを残して、他のかぶりを取るために使います

かぶりの音がデカすぎるとどうしようも無くなるのでキックは踏み込み方が超大事

ゲートは掛け方によりますが、急にガツッとかかるので音が途切れて不自然さが出ます

それを補うのにエキスパンダーを使います

エキスパンダーはゲートよりはぬるっとかかるので余韻を残しつつ、かぶりをカットできます

使い方は慣れろですw

アタックやらスレッショルドの数字を気にするより耳で判断です

ただその役割は勉強しましょうw

EQ処理

やっとEQの出番です

コンプが先かEQが先かで色々ありますがお好みでどうぞ

キックの傾向としてアタックを強く出すか、低音を出すかで処理が変わってきます

メロコア、メタルなどのBPMが比較的速い曲はアタックを強めに出すことが多いです

何故かと言えば、低音は高音に比べて立ち上がりが遅いのでBPMが速いと低音が鳴り切る前に次の音が来るので全体を濁らせるんです

なので立ち上がりの速い高音(アタック)を強調した音作りにします

ざっくり言えば、アタックは4Khz~6Khzをブーストしてやればベちべちしたあの音になります

メタル系キックのミックスを書いたものもあるので、こちらもどうぞw

重く鋭く。メタル系バスドラムのミックス!

オンマイクのEQ処理

これは僕のやり方なので1つの手法として捉えてください

同じ音には絶対なりません

オンマイクはアタックを主に録るものです

なので低音はそこまで必要ありません

マイクの役割を知っていないと処理が中途半端になるので、このブログを読みましょうw

やり方は

・150Hz以下をハイパスで緩めにカット

・300Hz辺りを必要分カット

・2Khz~6Khzを少しブースト(2dbぐらい)

僕はこんな感じが多いです

ローをカットすることによって、相対的にアタックが強調されます

最後にオンマイクとオフマイクをグループでまとめるので、最初ガッツリはEQかけません

と言うか必要ないならEQ別にしなくても全然いいです

キックは加工する可能性99%ですがw

この処理すると単体で聞くとものすごく軽い音ですがこれでいいのです

オフマイクのEQ処理

オフマイクは主に低音を録るマイクです

オンマイクの逆でアタックがそこまで必要ではありません

ただオンマイクでアタックが足りなくてEQで上げ過ぎるの嫌だとなった場合に、オフのアタックを足すこともあります

オフマイクでもアタックの成分はあるので耳で判断します

やり方は

・ローパスで5KHz以上を緩めにカット

・300Hz辺りを必要分カット

・まだローカットは入れない

高音をカットして相対的に低音を持ち上げます

オンとオフどっちも300Hz辺りを必要分カットしていますが、キックはこの辺りの音ポコポコしたあまり必要ない音なので

EQは概ねこんな感じ

ほぼカットしかしません。EQの基本はカットです。極意はEQを使わないこと。

ブーストはあくまでも補正で音色変えのためのもの

ちなみにプラグインはお好みでOKです

僕はWAVESのREQ未だに使いますが、これで音悪いとは言われません

ちゃんとした処理すればDAW標準EQでも使えるものになります

コンプ処理

コンプは音を潰して整えるものとよく言われますがそんな単純ではありません

これも慣れろですw

コンプ色々種類があります

・電子式

・光学式(オプト)

・真空管(チューブ)

・VCAタイプ

・FETタイプ

 

この5つが代表的です

ぶっちゃけこれ覚えなくていいw(覚えるに越したことないけど)

掛かり方がそれぞれ違うことがわかればいいです

ただコンプのかかり方違いがわかるまではちょっと練習が必要です。慣れろですw

コツはまずは思いっきりかけると違いがわかりやすいので色々やって体に染み込ませましょう

きつくかかるものから、そんなにコンプ感出ないもの、やたらと音太くなるもの、ハイが出るもの色々あるのでその特性をつかむとコンプ使うのが楽しくなりますw

オンマイクのコンプ処理

これのコンプはアタックをさらに強調するために使います

コンプのアタック早め、リリースも早め

一瞬だけピーク潰すイメージ

レシオは3:1ぐらいで、リダクションはー3dbぐらいにします

まだコンプ臭くならない設定です

ケースバイケースだけどw

オフマイクのコンプ処理

これのコンプは低音の余韻をどれだけ残すか?って考えて処理をします

アタック遅め、リリースはBPMに合わせる感じです

これもまたレシオ3:1でリダクションー3db

コンプによっては低音が増えるので、曲に合いそうなコンプを使います

オンとオフのボリューム調整

どっちを多く出すかは好みですが、この2つの音でマスターボリュームがー10db~-8dbぐらいからスタートするといいです

これぐらいマージン取ってミックスしていけば、全トラック入ってもクリップすることはないと思います

クリップする場合、なんかの処理がダメなんだと思います

打ち込み音源なんかは音がかなりデカめに作られていたりするので、フェーダーの位置がかなり下に来ると思いますがそれでOKです

この時に何かが足りない、多いなどの違和感を感じたらこの合わせたボリュームのままでまたEQやコンプを微調整します

決めたボリュームまでいじり始めるとキリがないです

僕の場合、そういう時は潔くフェーダー下げて最初からまたやり直します

グループバスにまとめる

2つの音をまとめます

2つにまとめる事によって、1つのフェーダーでボリューム調整できます

注意なのがキックの場合まとめる時、トラックはモノラルでまとめます

トップやタムなどパンを振るものに関してはステレオでまとめます

グループバスの信号経路に注意

さらにここでまたEQとコンプ、味付けをします

これは好みですが、僕はここで音作りします

今の音が気に入ってる場合はそのままでも構わないのですが、コンプをまとめて軽くかけた方が、2つの音がよくまとまってくっつく感じになるのでコンプはかけた方がいいかもです

このコンプはレシオ2:1、アタック遅め、リリース遅め、リダクションー1.5dbぐらいでOK

ここからは自由ですw

ゴリゴリにいじるもよし、ナチュラルさに磨きをかけるもよし

僕はUAD2のNEVE系使ったり、1176通したりとアナログ感を付けるのが好きですw

キックは存在感欲しいのでやっぱり音太くしたいんです

プラグインそんなに持っていなくても、適切な処理が出来れば音悪くはなりません

1例の処理ですw

僕の基本形はこんな感じです

細かい部分は経験によるのであとは練習です

ミックスは同じ処理をしていても同じ音にはならないので、毎回同じ音で仕上げるのは技術がいります

そのために同じスピーカーやプラグインを使い倒していつでも同じクオリティにする

これがミックスの難しいところですね

 

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